ぎょ(623) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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南天の魚(3)


なんてん17


①毒消しと不老長寿・無病息災の願いから箸が作られている。材は黄白色緻密なので、寄木・薪炭に利用。金閣寺の床柱の例もある。
②緑の葉を毒消しの意味を含めて、赤飯や慶事の魚に添える。
③葉の緑と実の赤の絶妙な色彩から、正月の生け花やクリスマスのオーナメントに飾られる。
④雪で作ったウサギ、目を赤いナンテンの実、耳をユズリハの葉を使う。


なんてん18


⑤三枚の葉に実をつけて飛ばすと、ツバメのように滑走する。「つばくろ」という。
⑥長い茎先に炎のような赤い実をつけるので、燭台にたとえて、中国名は南天燭(なんてんしょく)という。
⑦乾燥した実は咳止めになり、南天のど飴として市販されている。白実の方が効くらしい。又、葉のエキスは健胃薬となる。
⑧魔よけ・非難除けとして、鬼門や手洗い前に植えられた。 
⑨「難を転じて福となす」の諺に通じ、縁起木となったという説がある。正月には、福寿草とセットにして難転福の縁起物として売られている。
⑩雪の後に鳥にやられる。ヒヨドリの大好物らしい。
⑪難点・難転はナンテンの駄洒落。


なんてん19


「南天」と「魚」の関係は深いようです。


万両


さて、毎年、正月前に和歌山の友人から「万両」が届きます。実は・・・「万両」は「南天」と同じ種類だと思っていたのですが・・・


まんりょう2


「万両」というのは、ヤブコウジ科ヤブコウジ属なのです。