はびきの(7)
魚がつついているのは・・・「海ぶどう」です。
■クビレズタCaulerpa lentilliferaイワヅタ科
海ぶどうとはクビレヅタという海藻のことをいい、1つの房にたくさんの粒々がついているのが特徴です。
噛むたびに口の中で海ぶどうの粒々がプチプチとはじけるその食感が人気を呼び、マスコミなどでも取り上げられるようになりました。現在、天然物の海ぶどうは(国内において)宮古島以南でしか収穫できないそうで、その量は非常に少なく、流通されているもののほとんどが養殖物であると思われます。
この海ぶどう、気温が10~30℃で保存しないとすぐに萎びてしまう上、賞味期間も収穫後約1週間と非常に短いためナマで扱うのはとても大変な商品なのです。そのため、保存のきくように塩漬けなどにしている海ぶどうがあるのです。 が、プチプチとした食感を味わうにはやはりナマの海ぶどうが一番です。別名グリーンキャビアと呼ばれています。
さて、羽曳野・駒ケ谷の「ぶどう」に続いて「海ぶどう」を紹介しましたが、羽曳野市と大阪狭山市は「ぶどう」も共通点なのです。
大阪狭山市にある近大病院のすぐ近くにある大野地区の「ぶどう」は結構有名です。
「大野ぶどう」です。