醤油鯛(1)
「蚊取線香」や「花火」と、夏の風物詩を取り上げてしまいましたが・・・春にもどりましょう。
春は「入学式」、お祝いのお弁当をいただきました。その中に、見慣れた「タレビン」より大きな「タレビン」がついていましたので・・・
■お弁当に入っているポリエチレン製の小さな醤油入れ。タレを入れるビンだから「たれびん」といいます。「たれびん」は中空成形法によって作られています。埼玉県鴻巣市の中央化学株式会社・代表取締役社長の渡辺浩二さんが開発しました。昭和32年にシュウマイ用の "たれびん"をポリエチレンで作ったのがスタート台となった。さいわいこれが既存の陶器やガラス製品に置き換わって大きく伸びた。続いて手がけたのがPSPトレーである。"たれびん"の企業化に踏み切って3~4年たった頃、米国で開発されたPSPが "第三の紙"と呼称されて世界各国で大きな話題を呼び始めた。そこで早速サンプルを入手し、加熱していろんなものに形を変えてみたところ思い通りのものに加工できることが分かったので、さしみ皿や折箱を作って上市した。これらがわが国における最初のPSP製食品容器となったわけだ。これも食品業界や流通業界の間で大変な人気を呼んだため、弁当箱、納豆容器――等々、付加価値の高い製品を次々と市場に投入して今日にいたっている。現在の企業化製品およそ4,000種に及んでいる。
■こんなTシャツがありました。バックプリントは「醤」の字になっています。




