青い金魚(1)
針金製のポイを制作して・・・はじめ、金魚のハンコを押して絵柄をつけていたのだが、紙が書道半紙でもあり、やはり「水墨」で描いてみることにした。
筆で気楽に・・・どう描いても「金魚」に見えるから不思議だ。
黒い金魚と言えば「出目金」であるが・・・
「墨錦」という種類や・・・
「墨東」という種類があり、金魚の世界においても「墨」という名称が用いられている。
しかし、「墨」は「黒」をあらわすだけでなく、「青」を感じさせることもあって、「青墨」と呼ばれるものがある。金魚の名称では「青文魚」と呼ばれる種類がある。
■青文魚
従来の日本の金魚には見られなかった、青みがかった黒色の体色を持つ品種で、昭和30年代に中国から日本に導入された。作出過程は不明。中国では、三つ尾、四つ尾で背ビレのある金魚のことを、上から見た姿を「文」の文字に見立て「文魚」という。「青」い「文魚」ということで中国語「青文魚(チン・ウェン・ユウイ)」と呼び、日本ではそのまま和訓して「青文魚(セイブンギョ)」と呼ばれています。
魚体の特徴は、青黒色のオランダ獅子頭といえば分かりやすい。
肉瘤の出る高頭タイプと肉瘤の出ないタイプの2タイプある。白く褪色している個体を「羽衣」(ハゴロモ)、成魚になり完全に白色になった個体を「白鳳」(パイフォン)と呼ぶ。








