ぎょ(508) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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魚の風(2)


凧6


八日市の大凧です。


凧7


ベベアンというバリ島の魚型凧です。


凧8


■「鯉魚風」というのは陰暦九月の風のことだそうです。『梁簡文帝 艶歌篇』に「燈生陽燧火 塵散鯉魚風」(燈は陽燧火に生じ塵は鯉魚風に散る)という一節があり、「鯉魚風」とは、秋風を表しています。


だつ1


■ベーヤジウス リトアニア、エストニアの間にあるラトビアでは、ベーヤジウス(風の魚)と呼ばれている魚がいます。ベーヤが「風の」という意味で、ジウスが「魚」。フランス語ではorphi、英語ではgarfishと呼ばれています。日本では、サヨリやダツという魚になります。


だつ2


キラキラと光るものを小魚の鱗と勘違いして、突進してくることがあります。日本で最も危険度の高い刺毒害魚です。サヨリは寿司ネタにもなる高級魚ですが、ダツの方は寄生虫がいたり、青い骨がブキミだったりするせいか、日本ではあまり見かけることがありません。それと、上下のあごが伸びているのがダツで、下あごだけが伸びているのがサヨリらしいです。英語ではどちらも「ニードル(針)フィッシュ」とも呼ばれています。


だつ3