うるうぉい(15)
最近、ちょこちょこ「ペン画」しています。使用しているペンは、卓上用の万年筆ですが、インクは「炭素」入りのものです。普通のインクだとテカテカ光ったりするのですが、このインクはそういうことがないので気に入っています。
インクについていろいろ調べていましたら、魚のラベルのものを発見しました。
■Noodler's Inkは、アメリカの万年筆愛好家ネイザン・ターディフという男が自分の気に入った色のインクがないことや、新聞に掲載されているクロスワード・パズルに書き込むのに染みが広がらないような万年筆インクがないことから、自分でインクを作ってしまった。これが始まりである。そして細々と趣味で売り始めたら、あまりにも好評になってしまったため一人でインクを作って販売するのは無理という事態になり、アメリカのある代理店が協力してインクの販売に乗り出し、現在約40種類のインクを出すところまでに至っている。黒とリーガルラピスという青がパーマネントインク(耐水性)で、その他に染料系の36色余りの色が現在あるそうだ。
さて、Noodler'sという名前の由来は瓶のマスコットになっているナマズから来ている。アメリカではナマズを食用に養殖しているが、日本のナマズとは違って、アメリカのナマズは体長1mを越す大物が多い。この大型の野生のナマズを取る方法がまた変わっている。ナマズがいる湖に裸になって入り、岸沿いの浅瀬などを腹ばいで動き回りながら岸や岩の水面下の穴に自分の腕を奥まで差し入れる。もし穴にナマズがいれば、ナマズは怒って突っ込まれて来た腕を、コブシから肘の辺りまでガップリと咥えこむらしい。こうして自分の腕に噛み付いたナマズをひっぱり出して捕まえる連中をNoodlersと呼ぶのだそうだ。
Noodler's社のラベルはいろいろあって楽しいですよ。
ラベルも変わっていますが、インクの色も他社にない独特のものです。