ぎょ(263) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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ギョ(魚)ラフィック・デザイン[3]


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■葵・フーバー・河野(Aoi Huber-Kono)

1936年東京に生まれる。日本のグラフィックデザイン界の草分けである河野鷹思の娘、マックス・フーバーの妻でもある。


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1950年代、父である河野鷹思がフリーでグラフィックアートの仕事を自宅で始める。創作的な環境で育つ中で、芸術とりわけグラフィックに興味を持つようになる。東京芸術大学を卒業後、ストックホルムでグラフィック・アートを学び、ミラノでマックス・フーバーと共に仕事をする。1962年にマックス・フーバーと結婚し、スイスに移り住む。1972年、グラフィカルに描いた作品「il grande pesce(大きな魚)」を発表。冬のある日、空から雪が降り、動物たちが野原を駆け回るさまを、シンプルな色と形で描いた静かで美しい物語、すでに絶版?。


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1976年にチューリッヒで初めての個展を開き、その後、スイス、イタリア、ドイツ、日本、スペイン、ポーランドの各地でも行う。


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一般にはアニマルパズル(ネフ社)の作者として有名ですが、グラフィック・アートの仕事でも活躍されています。レコードのジャケット、ポスター、絵本などのグラフィック・デザインのほか、陶器やテキスタイルなどのデザインも手がけておられます。


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ブルーノ・ムナーリとも親交が深く、彼の展覧会のポスターやカタログの表紙もデザインされています。復刻された"era inverno"や、ムナーリの助力を得て作った"Dai dai vola vola"(彼がアートディレクションをする絵本のシリーズ Tantibambini の一冊)など、素晴らしい絵本を作っておられます。


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