シュール話(7)
さらにブリューゲルよりもっもっと「シュール」な作品を残したのが、ボッシュです。ブリューゲルが「諺」だとすれば、ボッシュは「呪文」です。「宗教」のおどろおどろしい部分が、これでもかというぐらいに、びっしりぎっしり克明に描かれています。
「快楽の園」という三面ある祭壇画中央部分です。どこに魚がいるか?これではわかりませんよね。
画面の中央部を拡大してみました。作品としては、左右にある絵の方が有名です。ボッシュの熱烈なファンは多く・・・絵をもとにしてフィギュアまで作られています。美術館のミュージアム・グッズとして売られていますので、見たことのある人も多いはず。
なんなんでしょうね?どうして、こんなのを思いつくのでしょう。
つぶらな眼は可愛いのですが、やっぱりグロテスク?
大迫力。魚?も合成されているのかな?
卵の中にいるのは?魚?
これは「人魚」?とにかく、ボッシュはすごいの一言です。