《山下公園》横浜市山下町
大規模駐車場の上を山下公園として再整備したものです。公園通り沿いの120mの「大壁」と横浜人形の家を結ぶ「緑のトンネル」山下公園につながる「大階段」を通って中央の半円形の「広場」に至る構成となっています。この広場は羅針盤をイメージし、訪れる人はそこにある5つの道のいずれかで周囲の緑の大海へ航海するというコンセプトの都市型のファンタジー公園です。
公園通りの歩道に接して、巻き貝をイメージして設計したという上に広がりをもつ円形の外壁(鉄筋コンクリート)からなる階段室があります。内部に入って見ると、壁に沿って螺旋階段が設けられています。階段の内側には縦板を連ねて人が落ちないようにしていますが、屋根がなく壁に小さいながらも穴がたくさんあるので、明るい階段室となっています。通常の螺旋階段でも目眩を覚えますが、壁が外側に傾いているため、歩いてみると平衡感覚がマヒしそうです。この階段の段数は46段です。