螺旋物語(62) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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螺旋で忘れてならないのが・・・ガウディ。
《Sagrada Familia》
中に入ると一部は工事用の足場が組まれている。まだまだ工事中のため、大きなクレーンによって建材を上へと運んでいるのも見える。ここはまだ現在進行形で建築中、工事の過程も歴史の一部といった気分で見ることが出来る。作ってから大分月日が経ってしまった部分は濃い古ぼけた色に見え、真新しい部分はまだ素材の色のまま。いたるところに施された彫刻は写実的なものもあれば抽象的なものもあり、展示されている完成予想図通りに着色されたら本当にすばらしいものになるだろう。
「このエレベータは地上55mまでは行きますが、それより上は自力で階段を上ってください。それとエレベーターは登り専用なので下りるときも自力で階段を下りてください。ちなみに75mをぐるぐる回って降りるからけっこう大変だよ」
そびえ立つ塔の一本一本は内部が螺旋階段になっていて、グルグル回りながら登っていく。中心から上の様子をうかがうことが出来るのだが、目が回るようだ。だんだん高くなっていき、所々に外が見えるような小さなテラスがありバルセロナの町の様子を見ることが出来る。階段は一方通行なので塔と塔を結ぶ連絡通路を渡って隣の塔から降りることになる。