もうすぐクリスマス、白髪というよりも白髭のサンタについて・・・起源は約1700年前のトルコ、ニコラという大金持ちの息子がいた。あるとき彼は孤児となってしまい神父になるための教育を受けることになった。明るく寛容な性格で、信徒に慕われる神父となり高い評価を得て、ついには大司教になった。彼は全財産を教会に寄付し、隣人のために全力を尽くすことを誓った。彼の信仰心は奇跡を起こすともいわれ、そんな彼の最も有名な伝説が、サンタクロースの起源とされている。彼の住む街に3人の美しい娘を持つ父親が住んでいた。父親はいつも沈んだ面持ちをしていたので、ある日ニコラ神父がその理由を尋ねてみると「私には美しく心優しい娘が3人いますが、持たせてやれる持参金がないため嫁にも出せません」と涙ながらに語った。それを聞いたニコラ神父は金銀を3日にわたり窓から投げ入れることを思いついた。2日まで窓から投げ込んでいたが、3日目には窓が閉まっていた。父親がこの心広い金持ちが誰かを知りたくて窓を閉めてしまったのである。神父は「3人娘がいるところに2人分のプレゼントしか渡さないわけにはいくまい」と考え、煙突から入ることを思いついた。ところが降りるときに手が滑り、金銀が落ちてしまい、煙突の下に乾かしてあったソックスの中に滑り込んだのだ。これが、サンタクロースが煙突から入りソックスの中にプレゼントを入れていく伝説の由来である・・・ということです。さて、アンディ・ウォーホルにもサンタの作品がありますので紹介しておきます。