3色ではずせないのが、散髪屋さんのサインポールです。小さい頃からすっかりインプットされています。サインポールの発祥はイギリスです。16世紀に理髪外科医の看板に由来しています。髪をきる理髪師は、身体を切るのと等しい作業をするということから、外科医と同職になったと考えられます。しかも、その目印として血の入った皿を店頭に出すか、その皿を細長いポールにつるしていた。そして、1606年に血を見せるのを禁止し、ポールだけが残った。その棒が瀉血(しゃけつ)する際、患者が手に握るバーバーズポールとなる。この瀉血とは医学が発達していない当時、静脈をカミソリで切り、血を流すとともに病を静めるという治療法です。その血が腕を伝いバーバーズポールへ流れることがあり、目立たないようにポールを赤く塗るようになった。治療を終えた患者は傷口を包帯で縛る。当時、貴重品だった包帯は洗って再利用された。それを干す際に、包帯をバーバーズポールに巻き付けて、軒下に45度の角度で掲げていた。これがサインポールの始まりだそうです。1745年には理髪師と外科医が分裂。理容のサインポールには青が加えられ現在の三色になったといいます。http://www.bea.hi-ho.ne.jp/irino/studio.htm