海兵隊魂とともに(Salute to the Marines)
監督 S・シルヴァン・サイモン
出演 ウォーレス・ビアリー、フェイ・ベインター、レジナルド・オーウェン、レイ・コリンズ、ケイ・ルー、マリリン・マックスウェル
1943年のアメリカ海兵隊の基地。メイスン大佐(コリンズ)は海兵隊の新兵たちに訓示を行っていた。通常であれば、過去の知られた英雄について語るべきところを、大佐はある無名の人物について語り出した。時は遡って1940年、海兵隊のベイリー曹長(ビアリー)は隊員の訓練のためにフィリピンに派遣されたのだが・・・・・
こちらはメイスン大佐(コリンズ)。彼の回想から映画は始まります。コリンズはオーソン・ウェルズの親友で「市民ケーン」などに出演。TVシリーズ「弁護士ペリー・メイスン」の短気なトラッグ警部役が印象に残っています。
主演のベイリー曹長(ビアリー)。1931年の「チャンプ」という作品でアカデミー主演男優賞を獲っています。
左はベイリー曹長の妻ジェニー役のフェイ・べインター。彼女も1938年の「黒蘭の女」でアカデミー助演女優賞を受賞しています。右は娘のヘレンを演じたマリリン・マックスウェル。正統派の美女ですね。出演作は「熱砂の戦い」など。
(寸評)
何と言ってもミッドウェイに流用された97艦攻ですね。芳賀書店の「ヒコーキ・戦争映画」で「ミッドウェイの97艦攻は変な迷彩」と書かれたのは1977年。45年経っての発見です(もとはMP40さんに教えていただきました)。ストーリーはバリバリの戦意高揚作品ですが、コメディ的要素も大きいため結構楽しめます。戦争映画パーフェクトコレクションに入っており、画質も良好なので未見の方は購入をおすすめします。
(評価)
☆☆☆(5点満点) *DVD