ビーチレッド戦記(1967・米) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

ビーチレッド戦記(BEACH RED)

 

監督 コーネル・ワイルド
出演 コーネル・ワイルド、リップ・トーン、パトリック・ウルフ、ジーン・ウォーレス、 バー・デベニング、ジーン・ウォーレス、ハイメ・サンチェスジーン・ブレイクリー、小山源喜、羽佐間道夫、寄山弘

日本軍占領下にある南方の島。米海軍の艦砲射撃支援の後、上陸用舟艇に乗った米海兵隊が暗号名「ビーチレッド」という浜への上陸作戦を敢行する。マクドナルド大尉(ワイルド)が指揮する部隊は前進するが、トーチカにこもる日本軍の猛反撃を受け損害が大きくなる。出征前に妻や恋人と過ごした頃を思い出す海兵隊員たち。相対する杉山大佐(小山)指揮下の日本兵も、同じような想いを抱きながら戦っていたのだが・・・・
戦車はM41ウォーカーブルドック戦車が2輌登場します。シャーマンやスチュアートが正しいですが、文句いいっこなしです。
側面から。スマートで素晴らしいデザインですよね。
正面下方からの戦車が一番強そうに見えるアングルです。この昨品、なぜかソフトスキン車輛があまり登場しません。
この戦闘機(戦闘爆撃機)はなんでしょうか。情報求む。
冒頭の上陸シーンではLSTは上陸用舟艇も出てきます。
主演のマクドナルド大尉を演じたのはコーネル・ワイルド。オリンピックのフェンシング代表だったという珍しい経歴を持ちます。本作では監督も務めています。
左はイーガン役のバー・デベニング。右はクリフ役のパトリック・ウルフ。2人とも知らない俳優ですが、この二人をメインにストーリーは進みます。
この手の作品には珍しく日本軍の主要人物は日本人が演じています。左が杉山大佐(小山源喜)右が近藤大尉(羽佐間道夫)です。小山は日本の映画、ドラマに多数出演する名脇役ですね。朝ドラ、大河にも出ています。声優としても活躍されました。羽佐間は声優としての方が有名ですね。外国映画の多くの俳優の吹き替えをやっています(書ききれないのでwikiなどを見てください)。2022年現在まだまだ活躍中です。
こちらはミシオ役の寄山弘。静岡大井海軍航空隊に所属していたそうです。「鉄腕アトム」のタワシ警部役を皮切りに多くのドラマ・映画に出演。声優としても活躍しました。
上陸作戦の話なのでヒロインは出ませんが、頻繁に回想シーンが挟まれて、妻や好きな女性のシーンが流れます。彼女はマクドナルド大尉の奥さんジュリー役のジーン・ウォーレス。ブロンドの美女ですね。オープニングの歌を歌っているのは彼女らしいです。
こちらは杉山大佐の奥さん(Masako Ohtsuki)。回想シーンが頻繁にある作品としては「熱砂の戦車軍団」が有名。あ、こっちが先か。
ラスト、日本軍は海兵隊に変装して海岸に突入しますが・・・・。作戦の意味が不明です。
負傷した日米2人のラストシーン。町山智浩さんは屈指の感動のラストシーンと言ってますが果たして。
 
(寸評)
独立系の作品なので低予算なのですが、その割に戦闘シーンなどしっかりしていて迫力があります。日本軍を差別的に描いていないのも好感が持てます。
(評価)☆☆☆★(5点満点) *スカパー
(双葉)☆☆☆★(4点満点) ※ワイルドピッチならぬ直球ストライク→私もそう思います。