地獄の戦場(1950・米) | まなぶんの戦争映画辞典

まなぶんの戦争映画辞典

これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

地獄の戦場(HALLS OF MONTEZUMA)

 

監督 ルイス・マイルストン
出演 リチャード・ウィドマーク、ジャック・パランス、ロバート・ワグナー、カール・マルデン、ネヴィル・ブランド、ジャック・ウェッブ、レジナルド・ガーディナー、フィリップ・アーン、リチャード・ブーン、スキップ・ホーマイアー

太平洋戦争も末期。アメリカ海兵隊は日本軍の潜伏する南太平洋の孤島に上陸した。アンダーソン少尉(ウィドマーク)率いる小隊が前進する中、日本軍のロケット砲による激しい攻撃を受ける。アンダーソンは総攻撃を前に、本部からロケット砲の拠点を突き止めるよう命令を受ける。そして、捕虜から日本軍が潜んでいる洞窟の情報を得たアンダーソン隊は、わずかな人数でその敵洞窟を目指すのだが・・・・
この作品は戦車、軍用機、艦艇などが大挙として登場します。こちらはM4シャーマン戦車ですが、この画面だけで11両もいます。
中央のシャーマンは上陸用のダクトを装着したタイプです。手前は砲塔を搭載したLVT(A)-4ですね。
シャーマンをアップで。迫力あるシーンが続きます。
LVT(水陸両用トラクター)も多数出てきます。手前の大型の車輛は見覚えがありませんが何でしょうか?。プラモも出てないような。
こちらは米軍のLST(揚陸艦)。迫力ありますね。他にも大型艦や航空機など盛りだくさんです。
主役のアンダーソン少尉(ウィドマーク)。悪役での出演が多いですが、本作ではいい人です。「アラモ」のジム・ボウイなど西部劇の出演も多いですね。「ニュルンベルク裁判」のローソン検事役が印象的です。
ドクターを演じたのはカール・マルデン。「パットン大戦車軍団」のブラッドレー将軍役で有名です。「語らざる男」にも出ています。
ピジョン役のジャック・パランスです。彼の初期の作品ですが、さすがの存在感です。戦争映画では「攻撃」のコスタ中尉役があまりにも有名。他に「地獄のプラトーン」(マカロニコンバット最高傑作)でも主演しています。
坊や役のスキップ・ホーマイアー。スタートレック「エコス・ナチスの恐怖」のメラコン役で私の中では有名。
ヒロインは出ないので、看護師さん役のマリオン・マーシャルを貼っときます。出演作は「僕は戦争花嫁」「底抜け艦隊」など。
最後にノムラ(実はマツオダ少佐)役のフィリップ・アーン。しかし「マツオダ」ってどんな名前だよ。彼は韓国系のアメリカ人で多くの映画で日本人役で出演しています。戦争映画では「軍医ワッセル大佐」「バターンを奪回せよ」など。
 
(寸評)
原題の「HALLS OF MONTEZUMA」というのは「海兵隊讃歌」の歌い出しで、多くの海兵隊映画のオープニングで流れます。なかなかいい曲です。詳細はwikiなどで検索しましょう。作品は戦車などが大挙登場して大迫力ですが、メインのアンダーソン小隊のシーンは「コンバット」みたいに小銃中心です。超安価なDVDが出ていて、画質も良好なのでおススメです。
(評価)
☆☆☆★(5点満点) *DVD