語らざる男(OPERATION SECRET)
監督 ルイス・セイラー
出演 スティーヴ・コクラン、コーネル・ワイルド、フィリス・サクスター、カール・マルデン、ダン・オハリヒー、ポール・ピサーニ
戦後のとある時期、パリの警察本部に戦時中におけるレジスタンス(マキ)のアルマン殺害事件の関係者が召集される。プレヴォール(コクラン)はフォレスター(ワイルド)が怪しいという供述を始めるが、これに反してフォレスターの友人だったラトレック(マルデン)などの証言は彼の人間性を語るものだった。そこに更なる証人としてマキの女闘士だったマリア(サクスター)が現れる。
残念ながら車輌などはほとんど登場せず(見方が偏りすぎだぞ自分)。ドイツのシーンですがこれはアメリカ製かな。
ドイツ軍が使っていた車輌。この後炎上します。キューベルを用意してくれたら評価も上がったのに(笑)。
戦闘シーンなどはほとんど記録映像ですが、この戦闘機(メッサー？)は撮りおろしかも。
アップになります。Bf109とは違うように見えます(そもそも上の戦闘機と違う？)。キャノピーの下のマークは何ですかね？飛行機は詳しくないので分かる方お願いします。
→メッサー役はP-51Aマスタング。1948年製作の「特攻戦闘機中隊」からの流用フィルムでした(トロイ軍曹様より)。
マキが入手したテープには、ロケット戦闘機メッサーシュミット163コメートの情報が。マキ優秀すぎます！
アップのシーンも。どちらも記録映像ですが珍しいです。
ヒロインはマリア役のフィリス・サクスター。知的な美貌でかなり好きなタイプ。スーパーマンの母マーサ役が有名ですが、若い頃はMGMの主力女優だったそうです。
フォレスター(右)とラトレック(左)。ラトレック役のカール・マルデンは「パットン大戦車軍団」のブラッドレー将軍役で有名です。コーネル・ワイルドはハリウッドで大活躍した名優。戦争映画の出演は「ビーチレッド戦記」など。
ラストシーンはめでたしめでたし。
(寸評)
戦後に集まった証人たちが、過去を語り出すと戦時中のシーンに飛び、それが繰り返されるという形式で話が進みます。反共、赤狩りを反映したイデオロギー丸出しの内容が鼻に付きますが、当時を知る意味では面白いかもしれません。
（評価）☆☆☆(５点満点) ＊DVD
（双葉）☆☆☆（４点満点） ※まあどうにか退屈せずに見られる→平均点ですからね。