怪盗軍団(1975・英) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

怪盗軍団(INSIDE OUT)

 
監督 ピーター・デュフェル
出演 テリー・サヴァラス、ジェームズ・メイスン、ロバート・カルプ、ギュンター・マイスナー、アルド・レイ、アドリアン・ホーフェン、チャールズ・コーヴィン、ドリス・カンストマン
第二次世界大戦も初期の1941年のベルリン。1台のドイツ軍トラックが、突然現われたナチ親衛隊の一団に停止を命じられ、トラックに乗っていたポーランド軍捕虜が射殺されたが、なぜか護送していた国防軍の兵士まで射殺される。親衛隊はトラックを奪いどこかへと去っていった。そして、物語は現在のロンドンに移る。モーガン(サヴァラス)はファーベン(メイスン)という大戦中ドイツ軍捕虜収容所の所長をつとめていた男からの西ドイツ消印の手紙を受け取る。モーガンは戦時中、アメリカ軍の少佐として彼の収容所に入られていたのだが・・・
冒頭の第二次大戦中のシーンに軍用車輛が登場します。左にメルセデス170、中央にオペルブリッツ、右にキューベルワーゲンとにぎやか。手前のサイドカーは何だろう?
オペルブリッツをアップで。本物ですね。画質が悪くてすみません。
メルセデスに乗ってきたSSの将校と兵士。軍装はまあまあかな。
メルセデスをアップで。サイドカー、オペルブリッツも続いています。用意した車輛は4輛だけのようですが、みんな本物です。
左が主役のモーガン(サヴァラス)。テリー・サヴァラスは「刑事コジャック」であまりにも有名です。戦争映画では「バルジ大作戦」「戦略大作戦」など。右がファーベン役のジェームス・メイスン。戦争映画の常連なのでここでは説明は省略(笑)。
右はスライ・ウェルズ役のロバート・カルプ。「刑事コロンボ」に3回犯人役で出るなどテレビドラマなどの活躍が多いですね。戦争モノでは「レベッカへの鍵」でロンメルを演じています。DVDでないかなぁ。
先頭を歩くのは収用所のプリオー軍曹(レイ)。戦争映画では「地上最大の脱出作戦」「グリーン・ベレー」など。デブの下士官役って米軍作品では良く出る感じがします。漫画「ビートル・ベイリー」のスノーケル軍曹とか(知らないか)。
右はナチス副総統だったホルツ(ルドルフ・ヘスがモデル)役のウォルフガング・ルクシー。左はファーベンで収用所から一時的に連れ出して、戦時中と思わせて金塊のありかを聞き出します。ルクシーは「荒野の用心棒」などに出演。
左は東ドイツ軍のコスニコフ大佐役のコンスタンチン・グレゴリー。右はファーベン。
ヒロインのエルザ(カンストマン)。好きなタイプではないですが、看護婦コスプレは似合います(笑)。「ヒトラー最後の10日間」でエヴァ・ブラウンを演じてました。ブログ書いたときには「他の作品への出演は不明」と書いてしまった。後で直そ(笑)。
中央はドイツ軍のシュミット曹長(メイスナー)。彼は「風雪の太陽」「レマゲン鉄橋」など極悪士官役が多いですが、この作品のような愛嬌のある下士官役は珍しいです。
で、ホルツから金塊の隠し場所を聞き出すためにヒトラーに変装。素晴らしい演技力(笑)。ちなみに、テレビドラマ「戦争の嵐」でもヒトラーを演じています。
最後に収用所の模型で作戦を練るシーン。紙で作った建物群が素晴らしい。左はハサミでチョキチョキ切ってるエルザの手です。
 
(寸評)
40年くらい前にテレビで見てすごく面白かった記憶があります。出演のキャラがそれぞれ生きていて脚本も素晴らしいです。「復刻シネマライブラリー」からDVDが出てましたが廃盤。高画質で再版を希望します。
(評価)☆☆☆☆★(5点満点)    *DVD