パリよ、永遠に(2014・仏、独) | まなぶんの戦争映画辞典

まなぶんの戦争映画辞典

これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

パリよ、永遠に(Diplomatie)
 
監督・脚本 フォルカー・シュレンドルフ
出演 アンドレ・デュソリエ、ニエル・アレストリュプ、シャルリー・ネルソン、ジャン=マルク・ルロ、シュテファン・ヴィルケニング、トマシュ・アーノルド、ブルクハルト・クラウスナー
1944年8月25日。パリ中心部のホテル「ホテル・ムーリス」で、フォン・コルティッツ将軍(アレストリュプ)率いるドイツ軍が、ヒトラーの命令を受けパリの歴史的建造物を爆破する作戦を立てていた。コルティッツが部屋に独りでいると、はそこにスウェーデン総領事ノルドリンク(デュソリエ)が現われる。パリで育った彼はホテルにこっそり出入りする秘密の通路を知っていたのである。ノルドリンクは作戦を中止させるべく説得を開始するのだが・・・。
ラストシーンにシャーマン戦車が出るんですが、一瞬でしかも下半身のみ。
さらにM3ハーフトラックも出ますが、こちらも一瞬で全体を見せてくれません。二人劇なので過度に戦車とかを出さなかったのかもしれません。左にシャーマン見えますが鋳造丸っこいM4A1ですね。
こちらの高級車も一瞬のみ。imcdbではunknownとなっています。
右がパリ破壊計画担当のエベルナッハ大尉(クラウスナー)。「パリは燃えているか」ではウォルフガング・プライスが演じていました。クラウスナーは「アイヒマンを追え」「ヒトラー暗殺、13分の誤算」などに出演。
左がノルドリンクを演じたアンドレ・デュソリエ。「パリは燃えているか」ではオーソン・ウェルズでした。デュソリエはアラン・レネ監督作品の常連です。出演作は「ピエロの赤い鼻」など。
右がフォン・コルティッツ将軍(アレストリュプ)。「パリは燃えているか」ではゲルト・フレーベでした。ニエル・アレストリュプは「戦果の馬」「サラの鍵」などに出演。
 
(寸評)
シリル・ケリーの戯曲の映画化で、デュソリエとアレストリュプの二人は舞台でも同役を演じています。監督のシュレンドリフは「ブリキの太鼓」「シャトーブリアンからの手紙」「魔王」など戦時中の作品を多く作っています。舞台劇なので派手さはないですが、二人の熟練の演技は見所が多いです。
(評価)☆☆☆★(5点満点)     *DVD