希望の光(1951・米) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

希望の光(Bright Victory)

監督 マーク・ロブソン
出演 アーサー・ケネディ、ペギー・ダウ、ジュリー・アダムス、ジェームス・エドワーズ、ウィル・ギア、ナナ・ブライアント、ロック・ハドソン

北アフリカ戦線のチュニジアでドイツ軍の狙撃兵に待ち伏せされ、失明した米軍のラリー軍曹(ケネディ)は、祖国へ送還された。彼は同様に失明した兵士たちとともにリハビリを行うことになった。家族や恋人とも会わずにいたが、やがてラリーは障害を受け入れて強く生きていこうとする。
冒頭のアフリカ戦線のシーンで色々な車輌が登場します。こちらはダッジWC51ですかね。
正面からのアップ。右にジープやトラックがいます。
M2ハーフトラックです。ちょっとだけの登場ですが嬉しいですね。
こちらはGMCトラック。後ろの方にもう1輌いますね。
最後にダッジWC54救急車。戦争映画には良く登場する車輛です。
帰国のシーンにはDC-3ダコタ機(C-47)が登場。最近良く出てくるな(笑)。
左が主演のラリー軍曹(ケネディ)。右は親友となるジョー(エドワーズ)。失明しているのでジョーが黒人とは分からずに親友になります。この差別的な台詞で友情は終わってしまうのか?まあ、この時点でベタな展開が予想されますがラストシーンは結構泣けます。アーサー・ケネディは「アラビアのロレンス」「アンツィオ大作戦」などに出演している名優です。
ヒロインのジュディ(ダウ)。すごい美人で好きなタイプですが、あまりメジャーな作品には出ていないようです。引退後は慈善家として有名だったようです。
「いとしのクレメンタイン」を歌うシーン。笑顔が可愛すぎます。「荒野の決闘」の主題歌ですが19世紀のアメリカ西部の歌なんですね。
ラリーの許嫁クリス(アダムズ)。失明したラリーを愛し続けていますが、どうなるか?ジュリー・アダムズと言えば「大アマゾンの半魚人」のヒロイン役が有名ですね。すごい脚線美でした。
 

(寸評)

視覚障害者への差別や黒人蔑視などがテーマになっており重い作品ですが、戦後間もない時期に差別の悪を批判した内容は時代の先を行っていたのではないでしょうか。また、脚本がよくテンポよく進みます。唯一気になるのは大美人のジュディがなんでラリーのこと好きになっちゃうのかよく分からないところ。ラリーの人間性を描くシーンがあれば良かったですが、まあハッピーエンドなのでいいか(笑)。戦闘車輛の登場は最初の10分くらいだけですが、廉価なDVDもあるので絶対にオススメです。
(評価)☆☆☆☆(5点満点)  *DVD