希望の光(Bright Victory)
監督 マーク・ロブソン
出演 アーサー・ケネディ、ペギー・ダウ、ジュリー・アダムス、ジェームス・エドワーズ、ウィル・ギア、ナナ・ブライアント、ロック・ハドソン
北アフリカ戦線のチュニジアでドイツ軍の狙撃兵に待ち伏せされ、失明した米軍のラリー軍曹(ケネディ)は、祖国へ送還された。彼は同様に失明した兵士たちとともにリハビリを行うことになった。家族や恋人とも会わずにいたが、やがてラリーは障害を受け入れて強く生きていこうとする。
左が主演のラリー軍曹(ケネディ)。右は親友となるジョー(エドワーズ)。失明しているのでジョーが黒人とは分からずに親友になります。この差別的な台詞で友情は終わってしまうのか?まあ、この時点でベタな展開が予想されますがラストシーンは結構泣けます。アーサー・ケネディは「アラビアのロレンス」「アンツィオ大作戦」などに出演している名優です。
(寸評)
視覚障害者への差別や黒人蔑視などがテーマになっており重い作品ですが、戦後間もない時期に差別の悪を批判した内容は時代の先を行っていたのではないでしょうか。また、脚本がよくテンポよく進みます。唯一気になるのは大美人のジュディがなんでラリーのこと好きになっちゃうのかよく分からないところ。ラリーの人間性を描くシーンがあれば良かったですが、まあハッピーエンドなのでいいか(笑)。戦闘車輛の登場は最初の10分くらいだけですが、廉価なDVDもあるので絶対にオススメです。
(評価)☆☆☆☆(5点満点) *DVD