イングロリアスバスターズ(2009・米) | まなぶんの戦争映画辞典

まなぶんの戦争映画辞典

これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

イングロリアスバスターズ(Inglourious Basterds)

 

監督・脚本 クエンティン・タランティーノ
出演 ブラッド・ピット、メラニー・ロラン、クリストフ・ヴァルツ、マイケル・ファスベンダー、イーライ・ロス、ダイアン・クルーガー、ダニエル・ブリュール、ティル・シュヴァイガー

1941年、ドイツ軍占領下のフランス。SSのランダ大佐(ヴァルツ)は、行方がわからないユダヤ人一家の手がかりを得るために酪農家のラパディット家を訪れる。床下に匿われていることを突き止めると、床板越しにマシンガンで皆殺しにさせるが、娘のショシャナ(ロラン)だけは逃げることに成功するのだが・・・

残念ながら戦車や装甲車は登場しません。キューベルワーゲンやソフトスキン車輌にとどまります。

右の乗用車はオペル・カデット。時々見かけますね。後ろにキューベルがいます。

オペルブリッツは本物が登場。マカロニコンバットへのオマージュなら、ここはOMタウルスにして欲しかった(笑)。

こちらはメルセデス200。170よりは少し高級な位置付けの車輌です。

左がメルセデス170。右のオートバイはBMWです。

白服が主役のアルド・レイン(ピット)。往年の俳優アルド・レイにかけた名前ですね。左から2番目がドノヴィッツ軍曹(ロス)。ブラピは戦争映画では「フューリー」「マリアンヌ」に出演しています。

ヒロインのショシャナ(ロラン)。かわいすぎます。他の出演作は「オーケストラ」など。監督もこなす才女です。

悪いSS役はランダSS大佐(ヴァルツ)。この作品でアカデミー助演賞を獲得し、かなり名を上げましたね。「ジャンゴ・繋がれざる者」で再度助演賞を受賞しています。

酒場の主人役でクリスチャン・ベルケル(左)が出ていました。フランス人役は珍しいかな。ハゲのドイツ将校の方が似合うのに。右はブリジット役のダイアン・クルーガー。

ヒトラーを演じたのはマルティン・ヴトケ。後ろの地図、イタリア降伏前なのに鉤十字マークが。いい加減な考証はマカロニコンバットへのオマージュか(笑)。

チャーチルはロッド・テイラーが演じました。戦争映画の出演は「36時間」「栄光の北アフリカ戦線」「ヘルリバー」など。残念ながら2015年に亡くなっています。

 

(寸評)

タランティーノ監督はマカロニコンバットのファンでカステラーリ監督の「地獄のバスターズ」のリメイクを作る予定が全然違う作品になっちゃってます。ちなみに「地獄のバスターズ」の方が面白いです(きっぱり)。戦車や装甲車が出ないのは残念ですが、タランティーノ監督は女性の脚ばっかり撮って、メカには興味がないのかな。

(評価)☆☆☆(5点満点)   *BD