潜行決死隊(1946・米) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

潜行決死隊(O.S.S)

 

監督 アーヴィング・ピシェル

出演者 アラン・ラッド、ジェラルディン・フィッツジェラルド、ジョン・ホイト、パトリック・ノウルズ、リチャード・ベネディクト、リチャード・ウェッブ、ドン・ベドー、オンスロー・スティーヴンス、ジョン・デナー

OSS(米戦略諜報局)は、フランスでの諜報活動のための工作員を集めていた。その中のフィリップ(ラッド)、エレン(フィッツジェラルド)ら4名は鉄道網を麻痺させる任務でフランスへに降下して任務を開始するのだが・・・

スパイものなので戦車などは出ませんが車輌は結構充実。こちらはプジョーの乗用車でしょうか。

手前の乗用車いい感じです。ホルヒあたりに見えますが車種は不明。

こちらの高級車はアメ車っぽいですね。名作ですがなぜかimcdb(映画の車輌データベース)にないので分かりません。

後輪の形状からメルセデスG4みたいに見えますが本物でしょうか?暗いシーンで全体をよく見せてくれません。

ラストシーンで進撃する米軍。GMCトラックなどが見えますが、おそらく記録映像の流用ですね。

4人がフランスに潜入する際に搭乗していた飛行機。ロッキードハドソンです(yawataさんより)。マルタ島攻防戦のときに書いたのに機種わからずダメダメ(涙)。

主役のマーティン=フィリップ(ラッド)。フランスでは変名で活動します。冒頭の教育シーンですが「フォークを右手に持ち替える」とアメリカ人だとバレるそうです。皆さんもやってませんか?スパイになるときは注意しましょうね(笑)。「シェーン」で有名すぎるアラン・ラッドですが、この作品ではちょっとダメな感じな役を好演しています。

ヒロインのエレーヌ=エレン(フィッツジェラルド)。正統派美女です。素晴らしい演技で彼女が主役かと思っちゃいます。「嵐が丘」でアカデミー助演女優賞にノミネートされていますが、その後は波乱の人生を送ったようです(書ききれないのでウィキペディアなど参照)。舞台の演出なども手掛ける多彩な女性でもありました。

ドイツ軍のマイスター大佐(ホイト)。エレーヌの美貌にメロメロなダメ将校です(笑)。ホイトは戦争映画では「砂漠の鬼将軍」、大作では「クレオパトラ」「スパルタカス」、SF映画では「X線の眼を持つ男」「人間人形の逆襲」など多方面の作品に出演してます。全部好きな作品です(笑)。

 

(寸評)

タランティーノ監督が「大脱走」などとあわせて好きな映画にあげている作品。邦題の「潜行決死隊」っていうのがすごい。確かに死亡率75%ですが。ハラハラドキドキのストーリーが面白く、あっという間に見終わりました。廉価なDVDが出ていますのでオススメです。

(評価)☆☆☆★(5点満点)   *DVD