軍用列車大爆破(1986・ユーゴ、ソ、米) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

軍用列車大爆破(THE WILD WIND)

 

監督 アレクサンドル・ペロヴィッチ
出演 スヴェトザル・ツヴェトコヴィッチ、ジョージ・モンゴメリー、ジェイ・ノース、ロバート・デイル・カミングス、エフゲニア・シモノーヴァ、M・レリー

1943年のユーゴスラビア。連合軍は交通の要衝スロドール峠の鉄道を破壊し、ドイツ軍の補給を妨害する作戦に取りかかった。作戦のコードネームは「ワイルド・ウィンド」。ナチスの協力者やパルチザンがひしめく複雑な政治状況のユーゴスラビアで作戦が開始されるのだが・・

冒頭クルスク戦の回想シーンです。戦車と装甲車が大挙登場。低予算作品にしてはなかなか頑張ってるか?と思いましたが、「ヘルリバー」からの流用フィルムでしたぁ(last panzerさまより)。

新型のタイガー戦車!ちょっと待ってよ、これはタイガーではなくM18ヘルキャットでは?

M8グレイハウンドも出ますが何か見たようなシーン。過去作品の流用の疑いが高まります(笑)。

邦題の「軍用列車」は流用フィルムではなく本当に登場します。先頭車輌の対戦車砲は何ですかね?

ユーゴ国内軍のネスロヴィッチ少佐(モンゴメリー)。ナチスの協力者と見せかけて実はパルチザンに協力しています。ジョージ・モンゴメリーは「バルジ大作戦」で有名です。

ソ連将校ニコライ(プロスクリン・右)。捕虜になっているところを脱走。左のお姉さんは可愛いしヒロインかと思いきやあっさり死亡。なかなかリアル(笑)。

ヒロインは色々出ますがベラちゃん(シモノーヴァ)が美人。最後まで活躍します。

悪いナチス役のミュラー大尉。imdb(俳優データベース)を調べても役者が不明。なかなか味があるので調査を続けます。お分かりの方がいましたら情報を。

 

(寸評)

いわゆるユーゴものですがマカロニ(イタリア)は入っておらず1980年代ということで異色の作品です。80年代当時は戦争映画不遇の時代で当時公開されたのは、これと「第27囚人戦車隊」「ナチスゾンビ吸血機甲師団」くらいでした。後者は日本版DVDの発売を強く望みます(笑)。

(評価)☆★(5点満点)  *DVD