軍用列車大爆破(THE WILD WIND)
監督 アレクサンドル・ペロヴィッチ
出演 スヴェトザル・ツヴェトコヴィッチ、ジョージ・モンゴメリー、ジェイ・ノース、ロバート・デイル・カミングス、エフゲニア・シモノーヴァ、M・レリー
1943年のユーゴスラビア。連合軍は交通の要衝スロドール峠の鉄道を破壊し、ドイツ軍の補給を妨害する作戦に取りかかった。作戦のコードネームは「ワイルド・ウィンド」。ナチスの協力者やパルチザンがひしめく複雑な政治状況のユーゴスラビアで作戦が開始されるのだが・・
冒頭クルスク戦の回想シーンです。戦車と装甲車が大挙登場。低予算作品にしてはなかなか頑張ってるか?と思いましたが、「ヘルリバー」からの流用フィルムでしたぁ(last panzerさまより)。
新型のタイガー戦車!ちょっと待ってよ、これはタイガーではなくM18ヘルキャットでは?
M8グレイハウンドも出ますが何か見たようなシーン。過去作品の流用の疑いが高まります(笑)。
邦題の「軍用列車」は流用フィルムではなく本当に登場します。先頭車輌の対戦車砲は何ですかね?
ユーゴ国内軍のネスロヴィッチ少佐(モンゴメリー)。ナチスの協力者と見せかけて実はパルチザンに協力しています。ジョージ・モンゴメリーは「バルジ大作戦」で有名です。
ソ連将校ニコライ(プロスクリン・右)。捕虜になっているところを脱走。左のお姉さんは可愛いしヒロインかと思いきやあっさり死亡。なかなかリアル(笑)。
ヒロインは色々出ますがベラちゃん(シモノーヴァ)が美人。最後まで活躍します。
悪いナチス役のミュラー大尉。imdb(俳優データベース)を調べても役者が不明。なかなか味があるので調査を続けます。お分かりの方がいましたら情報を。
(寸評)
いわゆるユーゴものですがマカロニ(イタリア)は入っておらず1980年代ということで異色の作品です。80年代当時は戦争映画不遇の時代で当時公開されたのは、これと「第27囚人戦車隊」「ナチスゾンビ吸血機甲師団」くらいでした。後者は日本版DVDの発売を強く望みます(笑)。
(評価)☆★(5点満点) *DVD