暴力に挑む男(1943・米) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

暴力に挑む男(EDGE OF DARKNESS)

 

監督 ルイス・マイルストン

出演 エロール・フリン、アン・シェリダン、ウォルター・ヒューストン、ナンシー・コールマン、ヘルムート・ダンティーネ、ルース・ゴードン、ジュディス・アンダーソン、ヘンリー・ブランドン

ノルウェーの沿岸を飛行中のドイツ軍機が占領下の漁村に掲げられたノルウェー国旗を発見。連絡を受けて向かったドイツ軍部隊が発見したのは、住民とドイツ兵の多数の死体だった。そして、司令部にはピストル自殺したケーニッヒ大尉(ダンティーネ)の記録があり、村で起こった村民の抵抗と戦いの顛末が書かれていたが・・・

冒頭に登場するドイツ機です。機種などは不明です。アメリカ機でしょうか?

後方から。模型みたいにも見えますが果たして?

この作品には車輌が全然出ません。このサイドカーが唯一です。車輌マニアとしては残念ですが(笑)いい作品です。

漁村に向かうドイツ軍の小艦艇が登場します。なかなかいい感じのシーン。

戦時中の映画にありがちな第一次大戦装備のドイツ軍。シュパンダウ機銃を射ちまくります。

ヒロインはカレン役のアン・シェリダン。日本ではあまり馴染みがない女優さんですが美人ですね。アメリカでは有名なようで「汚れた顔の天使」などに出演。『無法者の街」ではフリンと共演しています。

ドイツ軍はケーニッヒ大尉役にヘルムート・ダンティーネ。「クロスボー作戦」のリンツ将軍役で戦争映画ファンには馴染みがある顔です。

ラストシーンはドイツ軍を倒して村を捨てて山に籠ります。これは「ローレンの反撃」と同じプロットですね。左が主役のグンナー(フリン)。「壮烈第七騎兵隊」などの主演があり人気を博しましたが、アル中で素行に問題があったようです。中央はアンの父親で医者のマーチン先生(ヒューストン)。

 

(寸評)

戦時中のプロバガンダ映画で「占領下のノルウェーの人たちも頑張ってるんだから、我々アメリカ人も頑張らなくちゃ」という分かりやすい内容です。マイルストーン監督は「西部戦線異常なし」「激戦地」「地獄の戦場」など戦争映画を多数監督しています。

(評価)☆☆☆(5点満点)   *DVD

(双葉)☆☆☆(4点満点) ※げにアメリカ戦争映画のおめでたき哉→戦意高揚だから仕方ないです。