ウィンザー公掠奪(TO CATCH A KING)
監督 クライヴ・ドナー
出演 ロバート・ワグナー、テリー・ガー、ホルスト・ヤンセン、バーバラ・パーキンス、ジョン・スタンディング、マルセル・ボズフィ、ジェーン・ラポテア、バリー・フォスター
「鷲は舞い降りた」などで有名なジャック・ヒギンズ(ハリー・パターソン名義)の小説を映像化したアメリカの作品。ナチスドイツはポルトガルに滞在していた元英国王ウィンザー公の誘拐をシェレンベルグ将軍(ヤンセン)らに指示。偶然計画に巻き込まれたアメリカ人歌手のハンナ(ガー)を追うSSと、彼女とウィンザー公を守らんとするジョー(ワグナー)との攻防が描かれます。
ウィンザー公の乗用車です。黒ピカで豪華ですね。英国車でしょうか。
こちらはシェレンベルグたちが乗っていた車輌。メルセデスの高級車ですね。赤い色がカッコいいです。
こちらはシトロエンの大型乗用車ですね。あまり見ないタイプです。
飛行場のシーンでキューベルワーゲンがチラリとだけ登場します。
シェレンベルグ将軍が搭乗する輸送機です。機種などは不明(誰か教えてください)。
この戦闘機も何ですかね。全体をよく見せてくれません。
ヒロインはハンナ役のテリー・ガー。あまり好きなタイプじゃないかな。他に「未知との遭遇」「トッツイー」などに出演。右は主役のジョー役のロバート・ワグナー。「史上最大の作戦」「ミッドウェイ」など戦争映画ファンにはおなじみ。ナタリー・ウッドの元旦那でジル・セント・ジョンが今の奥様です。
ウィンザー公(エドワード8世)を演じたのはジョン・スタンディング。「鷲は舞い降りた」にも出ていますね。左は奥様のウォリス・シンプソン(パーキンス)。「王冠を賭けた恋」の言葉が有名になりました。
右はワルター・シェレンベルグ将軍(ヤンセン)。ハマーフィルムの「キャプテン・クロノス・吸血鬼ハンター」などに出演しています。なおワルター・シェレンベルグは実在でSSらしからぬ謎めいた人物だったようです。彼の回顧録にウィンザー公誘拐の話があるとか。
右の人見たことあるて思ったら「遠すぎた橋」でビットリヒ将軍の従卒を演じていたレックス・バン・デルデンでした。「女王陛下の戦士」にも登場しています。
(寸評)
ヒトラー、ヒムラー、ハイドリヒなども登場してにぎやかです。ストーリーはまあまあかな。日本ではVHSしかありませんが、画質は良好です。
(評価)☆☆★(5点満点) *DVD