アイアンクロス(MY HONOR WAS LOYALTY)
監督 アレッサンドロ・ペペ
出演 レオーネ・フリーザ、パオロ・ヴァッカリーノ、フランチェスコ・ミリョーレ
日本語版の副題は「ヒトラー親衛隊《SS》装甲師団」。原題の副題の「ライプシュタンダーテ」というのは第1SS装甲師団のことで、映画では同師団に所属する主人公のヘルケル伍長(フリーザ)を中心に1943年の東部戦線、1944年の西部戦線、1945年の終戦までの戦いが描かれます。
東部戦線のシーンに5号パンター戦車が登場します。改造車輌でしょうか?素晴らしい再現度ですね。この構図カッコいいです。
西部戦線でも活躍。正面からです。後方にsdkfz250ハーフトラックが続いています!
東部戦線では改造タイガー1もちょっとだけ登場。
さらにマーダー2まで。これも改造でしょうか?素晴らしすぎます。
sdkfz250です。戦争映画の出演は少ない車輌ですが本物なのか改造なのか不明。
sdkfz251も複数出ます。OT810改造かもしれませんが、上部の装甲は取り払ってますね。本物の可能性もあるかな。
キューベルワーゲンやシュビムワーゲンもしっかり本物です。この歌詞は「ヴェスターバルトの歌」です。「戦争のはらわた」でも歌われています。
対する連合軍はソ連のT34/85、スカウトカーが登場。左には野砲(ラッチェバム)も見えます。
M3スカウトカーをアップで。ソ連にたくさんレンドリースされた車輌なので正解ですね。
SU100も登場します!迫力ありますね。「第27囚人戦車隊」以来の登場か(笑)。
米軍はシャーマン戦車などが登場。これは鋳造車体のM4A1ですね。丸っこくて好きなタイプです。
M8グレイハウンドも活躍します。最近の戦争映画では定番化していますね。
ヒロインはヘルケル伍長の恋人さん。女優さんの名前とかは不明です(そもそも主役の俳優も知らんし)がまあ可愛らしいです。
(寸評)
既に他の方のブログでも詳しく紹介されていますが、とにかくコレクターの協力により戦車や車輌がたくさん出て来てにぎやかです。他にもヘッツァーやsdkfz222もチラリと登場します。イタリア映画ですがきちんとした作りで好感が持てます。「パンツァー鋼鉄師団」でがっかりした人にもおすすめです!またSSの兵士が主人公ってのも「ヒトラーSS」くらいしか知らないし普通の迷える兵士として描かれるのも斬新です。時代ですかね。
(評価)☆☆☆(5点満点) *DVD