想像以上に整っていてびっくりした。
子どもの時から、練習時間の1時間前に行くために、親に嘘をついていたエピソードは笑った。
自分が正しいと思ったことを粛々とやることの大切さ。
当たり前のことを当たり前にやることの重要性。
サッカーを中心にした生活。
「マコト、人生は一度しかないんだよ。男なら思いきって挑戦するべきではないのか」
というおじいちゃんの言葉も響いた。
長谷部曰く、
「じいちゃんが観ていても恥ずかしくないような人間になろうと思った」
僕もそんなふうに生きたいものだと思った。
「遅刻というのは相手の時間を奪うことにつながる。20人で集まるとする。そこに僕が5分遅れたら、5分×20人で100分待たせることになる」
この部分は、『おれは鉄平』にも同じような話があって印象深かった。
しかしこの感覚を近代以前の人は理解できるだろうか?
俺に娘がいたら、ぜひ長谷部を婿にしたいと思わせる恐るべき一冊。