『句集 細流の魚』電子書籍化のお手伝い | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」

菅野孝夫さん著『句集 細流の魚』の電子書籍化のお手伝いをさせていただいた。

 

 

菅野孝夫さんは、俳人協会評議員であり、平成十年まで俳句雑誌『野火』の編集長も務め、『愚痴の相』などの句集もある俳人である。

 

菅野さんが先生役を務める俳句会に参加させていただいたご縁で、菅野さんの句集『細流の魚』の電子書籍化をお任せいただくことになった。

 

句会に参加したときの様子は、過去のブログに書いているので、よければ読んでいただきたい。

 

■人生初の句会

■人生はいつでも順調だ

 

この句会で菅野さんに教わったことは、日々の文筆の上でもたいへん役に立っている。特に印象に残っているのは、次の言葉。

 

「俳句に大切なのは『具象性』である」

 

おそらく、変な形容詞など使わず、より具体的に表現することによって、「パッと絵が浮かぶ」表現するとよい、ということだろうか。これはあくまで僕の解釈にすぎないけれど、確かにエッセイやコピーなどの文章表現においても、これは非常に重要な技術である。お笑いのボケやツッコミにも同じことが言える。具体的なイメージを喚起する表現はとても強い。

 

菅野さんの俳句には、このような表現上の技術は惜しげもなく注がれていて、楽しく読んでいるだけでも勉強になる。あらゆる表現に関わる人におすすめしたい一冊である。

 

ちなみに、これを読んでいただいている方で、「原稿はあるんだけど、なんとか出版できないかなあ……」と思っている方がおられたら、一度電子書籍化を検討されるとよいと思います。「自分ではちょっと……」という方は、下記より一度ご相談いただければ、お手伝いさせていただきます。

 

■電子書籍化のお問い合わせ

 

今回は、自分以外の人の電子書籍を、初めて作ったわけである。その意味でも、ぜひ読んでいただきたい(笑)。菅野孝夫さんの『句集 細流の魚』。ご一読いただければ幸いです。

 

 

 

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