「もっといい人、募集。」 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」

「ほぼ日」が、

「いい人、もっと募集。」

というタイトルで社員を募集している。

 

このタイトルを読んで、

ふいに「日本語ってむずかしいなあ」

と思った。

 

いや、このタイトルが

おかしいということではなく、

「ちょっと違ったら大変なことになるな」

と思っただけのことである。

 

この「いい人、もっと募集。」の

言葉の並びが少し変わって、

たとえば「もっといい人、募集」になると、

全く違う意味になってしまう。

 

「いい人、もっと募集。」の場合は、

「今の社員もいい人で、そんな人を増やしたい」

ということになるが、

「もっといい人、募集。」の場合は、

「今の社員もいい人だけど、それ以上の人が欲しい」

ということになる。

 

後者の言葉では、

今いる社員がちょっと

イヤな気分になるだろう。

 

だから何だという話だが、

要するに少しの言葉の並びの違いで、

ずいぶんニュアンスが違ってしまう。

 

SNSなどですぐに拡散され、

しかもずいぶん非寛容に見える今の世の中。

 

こういうちょっとした言葉づかいにも

気をつけないといけないのかもしれない。

 

今日はいつにもまして

どうでもいいことを書いてしまいました(笑)。

 

 

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