マラソンのコツ その2 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」

前回の続きです。

 

マラソンやジョギングをしていると、

ゴールまでの長さを考えて、

 

「しんどいなあ……」

「ちょっとペース落とすか……」

「ちょっと歩くか……」

 

となることもしばしば。

 

そこでこのワザが役立ちます。

 

■次の電柱までがんばる!

 

ゴールを意識すると、

そこまでの長さを考えて

辛くなってしまいます。

 

しかし目に見える距離にある電柱を

仮のゴールにしてやると、

そんなに苦になりません。

 

そしてその電柱を通過した瞬間に、

また「次の電柱までがんばる!」のです。

 

これは実感としてかなり効果的です。

 

もちろんプロのマラソン選手なんかは

もっといい方法でペースを作るのでしょうが、

素人の僕らはまずそれ以前に

「がんばれない」のが普通です。

 

いや、別にがんばる必要は全くないのですが(笑)、

人間には「がんばりたい」という煩悩が

どうやら備わっているらしく、

なんだかがんばろうとしてしまうのです。

 

しかしその瞬間に

「がんばりたくない」という煩悩が現れて、

「がんばれない自分」をみずから生み出し、

みずから自己嫌悪に陥るという、

実にこっけいなサイクルが生まれます(笑)

 

このサイクルを分断して、

ほんのちいさな

「がんばりたいだけがんばる」

を繰り返していくのが、

この「電柱作戦」の極意かもしれません。

 

しかも日常生活にも

応用できそうなところがミソです。

 

奥田民生さんがどこかで、

「低いハードルをペタペタと」

ということを言っていましたが、

これも電柱作戦に似た発想かもしれません。

 

 

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