「電力小売り全面自由化」。
どこから電気を買おうか
いろいろ検討中の人も多いだろう。
僕もその一人である。
電力会社を選ぶ基準には
いろいろあると思うが、
今回多くの人が重視しているのは
「原発の電気は使いたくない」
ということだろう。
震災がなければ、
そんな選択肢さえ得られなかった。
震災の教訓を無にしないためにも、
この機会をぜひ生かしたいところだ。
まず原発以外の電気を前提に考えれば、
電力最大手はそもそも論外として、
少しは選択肢も絞られてくるだろう。
ちなみに3月15日の東京新聞で
「ソフトバンクの家庭向け再生エネプラン」
というのが紹介されていた。
「再生エネ! ええね!」
と思いきや、
内容をよく見てみると、
「電源に占める再生エネの比率は57%で、
残りは電力卸取引所での調達や、
大手電力から卸供給を受ける」
ということらしい。
「大手電力」から供給を受けるのなら、
そこには原発の電力が
入ってくるのではないか?
電力や環境の問題に詳しい
田中優さんのコラムによれば、
「携帯電話各社はすべて
東電の電気を使っていて、
しかも携帯電話契約と同じ
悪名高き『二年縛り』がある」。
とのこと。
もちろん結論を出すのは
自分でじっくり調べてからでよいのだが、
「再生エネ」という言葉だけを見て決めると
間違ってしまうことだけはわかった(笑)
いずれにせよ、
いろんな特色を持った電気事業社が
これから出そろってくるのだろう。
では電力自由化にともなって、
具体的にどんな選択肢があるのか。
先に紹介した田中さんの同コラムでは、
原発を使わない電力会社のプランとして
東燃ゼネラルの「myでんき」が紹介されている。
あとコストをあまり気にしなければ、
「パワーシフトな電力会社」
のサイトに掲載されている電力会社から
検討するのも手だということだ。
「電力を自分で選ばなければならない」
と考えるとちょっと堅苦しいけれど、
たとえば地域ごとのお取り寄せスイーツを
探すような気持ちで電力会社を探してみたり(笑)、
あるいは自分の地元の電力会社を応援する、
なんていうのもアリかもしれない。
【参考】
田中優の「住まいと森のコラム」
第31回 電力自由化でどこを選べばいいの?
風の気のままに記「電力自由化」

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