ちょうど仕事が一段落したのと、
なかなか完治しない
肉離れの湯治も兼ねて(笑)、
「養生館はるのひかり」に行ってきた。
「はるのひかり」は、
箱根湯本にある逗留湯治の宿。
ここがとってもよかったので、
今回は写真でご紹介したい。

茅葺きの屋根があたたかく迎えてくれる。

落ち着いた雰囲気のロビー。
施設や食事について親切に説明してくれる。

ぼくが泊まったのは4階「桜の間」。
やっぱり畳の部屋はいい。

窓からは見晴らしの良い景色が広がる。

こういう場所で読むのにもってこいの本、
内山節『いのちの場所』
内容はもちろん、装釘もめっちゃいい。
ぼくの友人はジャケ買いしていた(笑)

部屋で読むのもいいが、
「はるのひかり」には読書室もある。
広々として趣のある雰囲気。
オレンジ色はぼくのバスタオルです(笑)

面白そうな本がたくさん置かれているので、
わざわざ持ってこなくても大丈夫。

ありがたいことに拙著『考えない論』
水木しげると内山節の間という畏れ多い状況(笑)

夜の館内もぜひ(静かに)ウロウロしたい。

光と闇のコントラストが美しい。

このお宿の発祥でもあるという茶室。
夕食は無農薬玄米と菜食中心、
朝食も野菜中心の献立。
写真はないけど、とてもよかった。
もう食べてる途中から
みるみる健康になっていく気分。
噛むほどに広がっていく
素材そのものの味わいは、
いわゆるファーストフードの対極。
ファーストフードと言えば、
「すぐ作れる、すぐ出てくる」
という意味でファーストなイメージだが、
実はそれだけではない。
「すぐに味がわかる」
という意味でもファーストなのだ。
しかしそれは決まって
安っぽい味だったりする。
そんなことに気づかせてくれる、
実に深みのある食事だった。

夜が開けて、目が覚めたら、
この景色が飛び込んできた。
と、そうそう、
一番大事な温泉のことを書き忘れていた。
もちろん男湯しか入っていないのだが(笑)、
とっても大人な雰囲気で、
非日常を満喫できることうけあい。
温度の違う浴槽が三つ並んでいるので、
「熱いの好き」も「ぬるいの好き」も
安心して楽しめる。
「ぐっすり眠れる」ことを考えたお湯だそうで、
湯上がり後しばらくしてから「クタ~ッ」と
心地よい疲労感がおとずれる。
これはぜひ味わってほしい。
長引いていた肉離れの痛みも、
気づけばフッと消えていたのであった。
この秋に新装オープンしたばかりなので、
箱根通の人もぜひ訪れてみてはどうだろうか。
下記ホームページに
フォトギャラリーもあるので、
ぜひのぞいてみていただきたい。
全力でオススメしたいお宿です。
「養生館はるのひかり」公式ホームページ
http://harunohikari.com/

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