無念のココア野郎 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
前回のブログで紹介した
見上げたココア野郎

いつまでこの見上げた姿勢を
維持できるかと思っていたが、
はやくも厳しい現実を
突きつけられる結果となった。





この「一歩前へ」出る見上げた姿勢が……





翌日には早くもこの有様であった。

季節の変わり目の
商品ラインナップ変更の際に、
いわゆる「定位置」に戻されたのだろう。

よく見ると隣にいるのは新入りだ。

これでいわゆる「庶民缶」に逆戻り。

さぞかし無念だったに違いない。

しかし彼は、
この厳しい競争の中で、
商品ラインナップに残ったのだ。

それは彼の「一歩前へ」出る姿勢に
業者さんが心を打たれたからかもしれない。

確かにいまのココア野郎は
ただの「庶民缶」にすぎない。

無念のココア野郎。

だがだからといって、
彼の生き様の「濃厚さ」までもが
否定されるものではない。


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