生長が遅いと丈夫になる | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
縄文杉で有名な屋久島。

しかしこの屋久島、
杉の生長という観点から見ると、
必ずしも適した場所ではないという。

テレビで見た話なので
あまりちゃんと覚えていないのだが(笑)、
岩盤で根が伸びにくく、
杉の生長が非常に遅いらしい。

ところがこの屋久島の杉は、
建築材としては他の杉に比べて
非常に優れているというのだ。

それはなぜか。

さきほど書いたように、
屋久島の杉は
ゆっくりゆっくりと育つ。

そのことによって、
年輪が細かく詰まった木になり、
とっても丈夫に育つというのだ。

ゆっくり育つからこそ
年輪が詰まり、丈夫になる。

そしてそういう木こそ、
長い期間にわたって
人間の生活を支えることができる。

こういう話を聞くと、
ぼくのような成長の遅い人間などは
実に勇気づけられる。

これからの人生の中で、
誰かに自分の成長の遅さを
指摘された時には、
この「屋久杉」の話を
教えてあげるといいだろう。

きっとさらに怒られるはずだ。


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