「3K」ではなく「3寺」 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
東京の賃貸で人気のエリアとして、
中央線の「吉祥寺」「高円寺」「国分寺」
がピックアップされていた。


都内人気エリアはどこ? 税制改正大綱による住宅取得の追い風
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150208-00000001-zuuonline-bus_all&pos=1


「吉祥寺」「高円寺」「国分寺」。

おお、見事に「3K」じゃないか!
と思ったら、そうではなかった。

この記事では「3K」ではなく
「3寺」と表現しているのである。

「吉祥寺」「高円寺」「国分寺」。
言われてみれば確かに全部「寺」である。

僕のようにこれらを安易に
「3K」と言ってしまうと、
「キツイ」「キタナイ」「クライ」のような
ネガティブな印象がどうしてもつきまとう。

それにひきかえ「3寺」と言うと、
なにやら歴史ある場所であることを
そこはかとなく感じさせて、
あやしうこそものぐるほしけれ。

アルファベットの頭文字をとって
ひとまとめにしてしまおうなど、
いかにもステレオタイプな発想であった。

「3K」ではなく「3寺」。

たった一字でこの違い。

なにやらいろんなことを
教わった気がする。