ニホンミツバチ VS スズメバチ | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
朝から面白いものを見た。

代々木公園の木に、
ニホンミツバチが巣をつくっていたのだ。


$杉原白秋オフィシャルブログ「独唱しながら読書しろ。」


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「ニホンミツバチの巣は
 とてもめずらしいので、
 大切に見守ってあげてください」

といった内容の紙が、木に張られていた。

へぇ~と思って見てみると、
ニホンミツバチの群れの周りを、
大きなスズメバチが飛んで、
ちょっかいをだしていた。

大丈夫かなぁと思って見ていると、
ニホンミツバチは面白い方法で対抗していた。

スズメバチが近づいてくると、
ニホンミツバチの群れが羽根と体を
みんな一斉に震わせて威嚇するのである。

どうやってタイミングを
合わせているのか分からないが、
ロシアのシンクロナイズドスイミング並みの、
見事なまでの規律である。

群れが全く同じ動きをするので、
まるで全体がひとつの大きな生き物のようである。
まさにそれがニホンミツバチの狙いなのかもしれない。

しかも聞いた話では、ニホンミツバチには
スズメバチを集団で囲んで体温を上昇させ、
その熱で殺してしまうという必殺技もあるという。

個体ではなく集団で勝負するところに
なんとなく親近感を抱いてしまうのは、
僕がニホン人だからだろうか?

この戦いは長引きそうだったので
僕は一足先に引き上げたが、
代々木公園の散歩にまたひとつ楽しみが増えた。

がんばれニホンミツバチ!!