骨盤にきく―気持ちよく眠り、集中力を高める整体入門 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
骨盤にきく―気持ちよく眠り、集中力を高める整体入門 (文春文庫)/文藝春秋

¥520
Amazon.co.jp


身体は自然の一部であることを改めて
感じさせられる、とっても気づきの多い本。

読み進むにつれて、
「なんや、人生は全て骨盤次第かよ!!」
と突っ込みを入れたくなってくるが、
それだけ心と体は密接に
つながっているということである。

「身体が老いのプロセスを踏んでいくということは、
 省エネモードで生きられるようになるということです」

など、人間の身体の自然な変化を
肯定的に受け入れると、
世の中の常識がひっくり返ることがある。

知性で明らかにされてきた常識を一回全部捨ててみて、
身体性から導き出される「人間のありかた」に
心を委ねてみると、きっと新しい世界が見えてくるだろう。

でもそれは、もともと知っていたことを、
もういちど思い出す作業なのかもしれない。