原宿二丁目隣人祭り | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
シブヤ大学×原宿二丁目の隣人祭りに参加してきた。

僕は去年の隣人祭りにも参加していて、
そのときに紙芝居をやったのだが、
今回もやってくれと声がかかり、参加することに。

一週間前の天気予報では雨だったのに、
当日はこのうえないぽかぽか陽気。

おかげでわきあいあいとした、
まったりのんびり隣人祭りとなりました。

最近原宿二丁目に引っ越してきた人、
子どもが人見知りしないようにとやってきた親子、
若いカップル、町会の方々など、
いろんな人が参加してくれた。

スタッフとして参加していた人と話していると、
なんとその人が僕の家から
1分くらいの場所に住んでいることが発覚。

隣人祭りの隅っこで、
ミニ隣人祭りの開催となりました(笑)

紙芝居のほうは、日本の昔話を何冊か用意。

ところが紙芝居を始めようとすると、子どもたち、

「あー、それ知ってるー!」

「えっ、ほんまに?じゃあこっちにしよっか。」

「それも見たことあるー!」

「マジで?でも、もういっぺん見てみたいやろ?」

「ちがうのがいいー。」

「・・・ちょ、ちょっと待ってな。」

なんて骨体と思いながら、
「どこで読んでもらったん?」と聞くと、
保育園でいろいろ読んでもらってるらしい。

しかたなく、予備的に用意してきた
『おにのかたなづくり』という、
若干劇画タッチの紙芝居をすることに。

正直子どもにはウケへんかなーと思っていたが、
本来いちばん怖いはずのシーンで大爆笑!
子どもの感性ってのはわからんもんです…。

けっきょく3話ほど披露して、
最後のほうは子どもに紙芝居をしてもらったり、
ついには紙芝居を奪われ、持ち去られたりしながらも(笑)、
楽しい時間を過ごすことができました。

同じ会場でシブヤ大学の別の授業をしていたのだが、
その授業の先生がたまたま知り合いだったりと、
なんだかおかしな出会いの多い一日だった。

ところで、このシブヤ大学の隣人祭りは、
もともとは「隣人祭りコンシェルジュ養成講座」
という授業の一環で行われたもので、
地域の外の人たちが主催するという異例なスタイル。

生徒たちが企画運営することでノウハウを得て、
自分たちの地域で隣人祭りをすることが目的だった。

しかし原宿二丁目にほんとうの隣人祭りを
根づかせるためには、地域の人が中心になって、
もっとカジュアルにやる必要がある。

もし次回も地域の外の人が企画するなら、
イベントスペースを排除して、歓談スペースのみで
開催するカタチがいいかもしれない。

そうして「カンタンにできる」感じにして、
地域の人にバトンタッチできれば最高だろう。

シブヤ大学のコアスタッフの人も
同じことを考えているとのことだったので、
来年はちょいと違う展開が見られるかも。

隣人祭りでのいろんな交流を見ていると、
人との出会いが人生を変えていく
ということがリアルに伝わってくる。

自分を変えようとがんばるより、
自分の持つ関係性を変えるほうが、
よっぽどカンタンに人生を変えられる。

「自力より、他力。」

ますます「人まかせ人生」に
拍車がかかった一日でした。