マンガ ウォーレン・バフェット―世界一おもしろい投資家の、世界一儲かる成功のルール | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
マンガ ウォーレン・バフェット―世界一おもしろい投資家の、世界一儲かる成功のルール (講談社+α文庫)/森生 文乃

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世界一の投資家にして、4兆円を寄付した男、ウォーレン・バフェット。

彼のことを知るための入門書として、このマンガはうってつけだ。

彼のこれまでの人生をただマンガで辿るだけではなく、
各章ごとに彼の投資手法が文章によって解説されている。

彼はこれまで多くの企業を買収してきたが、
それによって怨まれたりトラブルになったケースが一度もない。

それどころか大歓迎されるという。

彼は買収をしても経営には直接タッチせず、
役員を送り込むようなこともしない。

だからこそ彼は買収の際に「経営者」を重視するし、
買収されるほうもバフェットを信用する。

そんな誠実な人柄こそが、彼が金持ちになってからも妬まれることなく、
多くの人に慕われている理由のひとつであることは間違いないだろう。

この本で書かれている、「バフェットの成功ルール」からも、
彼の誠実な人柄が投資手法にも反映されていることがわかる。

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☆バフェットの成功ルール1☆
買うのは企業 株ではない
目先の利益にとらわれず、企業および経営者の質を見極めること。

☆バフェットの成功ルール2☆
株主は経営をしない
買収先の経営にはタッチしない。
優秀な経営者の邪魔をしないこと。

☆バフェットの成功ルール3☆
わからないことには手を出さない

☆バフェットの成功ルール4 フィッシャー理論☆
1.経営者の資質
2.企業の姿勢
3.投資家の心得
 
☆バフェットの成功ルール5 企業に関する3方針☆
1.単純明快な企業を選ぶ
2.業績の安定している企業を選ぶ
3.将来の見通しの明るい企業を選ぶ
 
☆バフェットの成功ルール6 経営に関する指針☆
1.合理的な資本配分を行う
2.情報開示は正直に
3.大勢に流されないこと

☆バフェットの成功ルール7☆
悪いニュースは直ちに報告させること

☆バフェットの成功ルール8☆
経営者が株主を大切にしていること

☆バフェットの成功ルール9☆
株主と経営者はパートナーであること

☆バフェットの成功ルール10☆
市場から離れていること
株式市場とは熱狂と悲観の間で右往左往するものだ。
市場よりも企業を理解しているという
確信があるなら市場など無視すること。
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ありあまるほどの財産を持ちながら、
本人はいたって質素な生活を続けるウォーレン・バフェット。

知れば知るほど魅力的な人物である。


満足度
★★★★☆


マナブはミュージシャンとしても活動してます。
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