開智に合格したOGが来てくれました | 塾 岩出・紀の川で学習塾・進学塾をお探しのあなたへ

塾 岩出・紀の川で学習塾・進学塾をお探しのあなたへ

■2023年度合格実績■
桐蔭5名向陽2名開智7名信愛3名那賀7名粉河5名北1名笠田1名市和1名羽衣1名近泉1名初橋8名浪商1名和高専1名
和歌山大1名立命館大1名関西大1名関西外大1名宝塚医療1名和県看1名野上1名
和大附中1名近大和中2名奈良智辯1名



この春、開智中学に合格した子が
制服姿と見せに来てくれました。




この地区の進学校という 
だけではなく女子には
「制服も可愛い」と人気の
私立の中高一貫校です。





中高一貫生の場合、そのまま
まなびやを継続する子も多いのですが、

私は子どもを見て、案外、
卒業を促したりもします。




この子は、中学受験専門の
塾を辞めて、まなびやに
たどりついてくれた子の
ひとりです。




よく「塾の駆け込み寺」や
「すやま再生工場」などと
言われる所以なのですが、

私自身は、工場とはツユとも
思ってはいません。
(工場は工場で大事な所です)

ただ、私たちは、やはり
子供たちと過ごすのは
教育の場なのです。



ここで少しだけ、
子供さんをお持ちの
親御さんや
同じように子供たちに関わる
学校、塾などの
お若い先生にとっては、
大切なお話をさせていただきます。



いつも言うように、子供って
「怒ったほうがいいの」
「優しくほめたほうがいいの」
とか、
「甘やかしていいの」
「厳しくするのがいいの」
という話になるのですが、
これについては、

ポイントはそこではなくて、
子供の状態、状況、個性などによって
変わるものだと考え、
私は日々子供たちに接しています。



学習の局面では、
これを「学習レディネス」というのですが。



例えば、ものすごくざっくりですが、
勉強がよくできる、気持ちも前向きの子には
「1か、2を教えて、8、9考えさせる」

逆に、勉強が苦手で、後ろ向きな子には、
「8、9教えて、1,2を自分でさせてみる」
というケースもあります。

古くから「人みて法説け」という
言葉もありますね。




今年の春もとても多かったのですが、
今回のように塾を変わってくるケースは、

「浪人生と同じだね」
とよく予備校の先生と話すこともあります。

一度、心が折れたり、折れかかっている子を
もう一度、リテンションするところから
始めなければならないからです。

この子の場合も
成績が下がってきて、
塾の先生から、学習量を増やすように
言われていたそうで、

初めて面談であったときは、
悲壮感があふれ、
しんどそうでした。

「どうせ、やっても無理」という
オーラが出てるように感じます。

そこから、ちょっとずつがんばっていきます。

ケガからのリハビリにも似ているかもしれません。

そろそろいけるな、と判断すると、
そこからスパートをかけていきます。

ただ、ウチの場合は、
クラスの上げ下げや、成績の上がり下がりで
追い込むようなことはありません。

比べるのは、いつも自分です。

昨日の自分より1ミリでも合格に
近づいた?

いまの勉強のやり方で、
自分が納得できる?
などです。

そして、小6の夏期講習では、
9:30から21:30まで、
当時の高3生と同じように
受験勉強に取り組むまでに
なっていました。

もちろんこれもすべてが強制ではありません。
ある程度の選択肢を与えて
自分でも考えさせます。

「自分はどうしたい?」
「自分はどうする?」
と。

「悩んだらしんどい方」
とも言いますが・・・。

もちろん、私は自分の家族より、
この子たちも自分の家族より、
長くいる時間が続きます。

「心を鬼にして」というよりは、
私は「鬼手仏心」という言葉の
ほうが好きです。

「仏の心」があるからこそ
「厳しく(鬼の手)」できる。

ここまでくると真剣勝負です。

心の琴線まで届くようにえぐらなければ
ならないときもあります。

傷つくこともあるでしょう。

ただ、そこまでいかなければ、
本人が傷つくから、気づき、
気づくから変わる(成長する)と
信じています。

傷つくのがかわいそうだからと
思うのであれば、
私達は、教育を手放したほうが
いいのかもしれません。

「傷つかない指導なら
しない方がマシだろ、
バーカ!」

「ふみこまなきゃ
変わらない、
変わらないなら
そんな指導者いらないよ
バーカ!」と
私自身も師から
傷つけられ、
気付かされ、
ここまでやって
これました。

うんと成長させてもらった
と、今では感謝しています。

制服のせいでしょうか、
一回りお姉さんになったように
見えた彼女には、
あの日の、悲壮感と絶望感はなく、
達成感と希望にあふれていました。

もちろん、入ったら入ったで
大変なのが私立の進学校です。

そこでもしっかり、
傷つき、気づき、そして
成長して欲しいと願っています。
もちろん、
そうできると
信じています。

頑張ってね。