こんにちは、学びスタジオの奥川えつひろです。
今日は、宿題の目的について書きます。
❤︎宿題の効果
よい宿題とは、
その内容が量質ともに生徒のレベルと合っていて、
家庭で誰かが見てあげるなどの状況にあることです。
宿題は、保護者に学校や塾で何が勉強しているかを知り、子供の学力の長所と短所について、保護者が学ぶ機会を与えることにもなります。
❤︎宿題の理想時間?
宿題の時間の目安としては、
学年につき10分ずつ増やすがよいらしく、
例えば小学1年生ですと10分/日、
6年生ですと60分/日、
になりますね。
❤︎いろいろな宿題
❶量が多い
宿題の量が多すぎると、好奇心を満たすための自由時間がなくなります。
宿題は与えられたものですが、
小学生低学年のうちは、
"自分を管理するという目的"
と
"勉強の習慣づけ"
のために宿題に自分で取り組むということを大事にします。
❷レベル高い
宿題が難しすぎると
宿題を終わらせることもできません。
だから、
宿題が自分のレベルよりが高く、
問題が難しすぎる場合は、
10分間はじっくり考えて、
次の問題に進むとよいと思います。
❸簡単すぎる
簡単すぎる問題が出てきた時は、
タイムを測ったりしてゲーム感覚で、スピードを意識して、速く正確に解きましょう。
❤︎宿題をする目的
❶授業の内容を深く理解できる
ハッキリとわからなかったことが、宿題をしている時に、気づきキチンとした理解に繋がることがあります。
学んだことを宿題などで繰り返し学習することで、記憶により定着させることができます。
❷家での勉強を習慣化する
中学、高校、大学とどんどん学習のレベルが高くなっていきます。
そのため授業中に聞いただけでは、
短期的には覚えることもできるかもしれませんが、長期的には覚えることはできません。
しっかりと知識を身につけるためにも学習時間が必要となるのですが、
これを補うのが家庭での勉強です。
宿題をすることがキッカケに、
家庭での学習が習慣化していきます。
❸自立心を養う
子供は、ともとも自立心を持っています。
未熟なために、親に助けられて生活しているだけです。
成長するにつれて、
自分で出来ることが増えていきます。
ドンドン、自立心の芽が開いていきます。
宿題をして、
家庭学習をする習慣化できたことも、
自立心が育ったことになります。
しかし、
親が子どもを管理し過ぎ、干渉し過ぎると、その自立心の芽が摘まれます。子どもの心の成長を止めてしまいます。
❤︎まとめ。宿題を卒業するための宿題
宿題は、
先生から与えられるものなので、
「やらないといけない」
「やらされる」
という感覚が強いです。
与えられた宿題をすることで、
時間の管理し、家庭での勉強の習慣
を身につけることができます。
この自分で時間を管理して、
勉強が習慣化すれば、
子どもの中にある自立心の芽生えてきます。
そして、
宿題の意味がわかる年齢になると、
宿題は、
「やる必要があるんだ」
という感覚に変わります。
さらに、
与えられる「宿題を卒業」し、
宿題がなくとも、
自分から必要なことを探し、
自分に宿題を課し、勉強する
という姿勢に変わっていきます。
自立心が芽が大きく育ったことになります。
つまり、
宿題の目的は、学力を伸ばすための自立心を育てることなのですね。