8ヶ月不安は、子どもの大きな成長 | 学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

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小さな個人塾を経営しています。「一緒に学ぶと、可能性が広がる」と考えています。教えるより、考えるように導きます。子どもと一緒に考えると、子どもが能動的に考えるようになります。そして、一緒に考える楽しさと、一人で考え抜く力を身につけていきます。


❤︎8ヶ月不安


赤ちゃんの人見知りは、

早い子で6ヶ月ころから始まります。

その人見知りがどんどん激しくなり、お母さんがいないと不安で泣いてしまうという事が8ヶ月頃よくあります。


この現象を8ヶ月不安と言います。


❤︎お母さんを強く求める


8ヶ月不安は人見知りが激しくなってきて、お母さんを強く求める状態のことです。


❤︎8ヶ月不安は、大きな成長


しかし、実はこれ大きな成長なのです。


生まれた頃はお母さんと他の人の区別が付きません。

そこから、お母さんのことがしっかりわかるようになり、お母さんを大好きになってきたということです。


❤︎愛情の証


たくさんたくさん愛してもらったから、お母さんや身近な人を大好きになり、それ以外の人に不安を覚えるようになるのです。

8ヶ月不安は愛情の証なのですね。


身近な人との絆、愛着が形成されていきます。


❤︎なぜ8ヶ月不安になるのか


8ヶ月になると、お座りができるようになって、部屋の中を見渡すことができるようになります。


座って目線が上がるので、

自分の欲しいものが見えるけれど、

ハイハイや伝い歩きはまだしっかりとはできません。


「ほしいけど取れない。」

「なんだかこの人知らない!嫌だ!」

などの不安や不満が積み重なり、

「大好きなお母さん僕を助けて!!」と泣いて表現するようになるのです。


そのため、お母さんが見えないと泣いたり、

後を追いかけたりして自分の願いを叶えてほしい、助けてほしいと表現します。


❤︎8ヶ月不安はいつまで


8ヶ月不安は赤ちゃんがお母さんはいつも守ってくれるという安心感を覚え、心が安定してくると収まります。


個人差が大きいのですが具体的には、

1歳前後まで続くこともあります。


❤︎8ヶ月不安の対応


8ヶ月不安に特効薬はありません。


しかし、

8ヶ月不安かな?と思ったらできるだけ赤ちゃんのそばにいてあげ、赤ちゃんを安心させてあげれば何ヶ月も長引くことはあまりありません。


この時期だけは家事やその他のいろいろなことより、赤ちゃん最優先にしてあげるで欲しいと思います。



❤︎8ヶ月不安がないと不安、8ヶ月不安の表現


8ヶ月不安がそんなに大事な成長ですので、

8ヶ月不安がない子は、不安になるかもしれませんが、


8ヶ月不安の表現の仕方は子どもによって違います。


夜泣きが多くなったり、

後追いをして大声したり、

知らない人に泣いたり、

と様々です。


お母さんが気づかないこともありますから、

うちの子8ヶ月不安がないからおかしいかもと不安に思うことはありません。


赤ちゃんを気にかけ、たくさん抱っこしたり遊んだりしてあげていれば大丈夫です。


❤︎まとめ


8ヶ月不安とは、

生後8ヶ月頃に人見知りが激しくなったり、

お母さんの後追いをするようになったりすることです。


8ヶ月頃になると

赤ちゃんはいろいろな事がわかるようになり、その分やりたいことも増え、

でもまだできない、不安になり、

「お母さんわたしを助けてよ。」

という赤ちゃんの表現が8ヶ月不安となって現れます。


8ヶ月不安かな?と思ったら、ともかくたくさん愛してあげてください。


赤ちゃんの側につき、たくさん抱っこしてたくさん遊んであげてください。


そうすればそんなに長引くことはなく、8ヶ月不安は消えていくでしょう。


お母さんの事が大好きになったからこそ起きる8ヶ月不安ですね!


そして、

この8ヶ月不安が、

愛着、心の安全基地、生きる力につながります。