018中学受験のすすめ〜子どもの"考えるモチベーション"を高める | 学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

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小さな個人塾を経営しています。「一緒に学ぶと、可能性が広がる」と考えています。教えるより、考えるように導きます。子どもと一緒に考えると、子どもが能動的に考えるようになります。そして、一緒に考える楽しさと、一人で考え抜く力を身につけていきます。

 

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❤︎文章問題にチャレンジ
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小学校の3年生ぐらいになれば、算数の文章題に挑戦しましょう。
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中学受験の最難関校の問題ではなく、
最初は簡単な問題から始めて、
子どもの反応を見てください。
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問題を見た瞬間に手を動かして解けるようなら、それは簡単すぎるということです。
そこからレベルを高めていきます。
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❤︎筋力アップと同じ
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少しずつ難易度を高めていくのは、
例えば、
筋力アップのためにトレーニングをする時と同じです。
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30キロのバーベルを持ち上げられる人が、
5キロの重さでトレーニングをしても意味はありません。
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バーベルなどの重りを使ったトレーニングをする時には、どんなにがんばっても5〜10回ぐらいしか繰り返せないほどの負荷をかけるのが、筋力をアップするのには最適だといわれています。
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❤︎頭を柔らかくするには
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頭を柔らかくするための訓練に必要な負荷は、
回数ではなく時間です。
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最低でも20分ぐらい考え続けることのできる問題が、頭を鍛えるためには、適切な負荷となります。
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❤︎大切なのは考える続けること
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ここで大切なのは考え続けることであって、問題が解けたかどうかは関係ありません
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だから解けないからといって、
子どもを責めたりしないことです。
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責めるのではなく、20分も考え続けられたことを褒めてあげてください。
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❤︎問題が解けたかは、問題でない
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もし、途中で考え疲れた素振りを見せたら、休憩をさせましょう。
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「一休みして、もう少しがんばってみようね。
問題が解けなくても、解こうとして頭を使うことが最高の勉強になるから。
考え続けているということが、すごいことなんだよ」
と励ましましょう。
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❤︎レベルを少しずつアップ
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答えが出たり、それが20分以内にできてしまうようになれば、頭がそれだけ柔らかくなったということです。
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まず成長を褒めてあげて、次に与える問題のレベルを少しアップさせてください。
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❤︎つまったら問題の意味を質問してあげる
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子どもの手が止まり、目の輝きが失われる時もあります。
そんな時は、子どもを急がせるのではなく、
問題の意味を尋ねてあげましょう。
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「この問題の意味がよくわからないんだけれど、どういうこと?」
「この問題をわかるように説明して」……
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何かを人に説明しようとすれば、そこでまた、頭が動き始めます。
頭が動いてさえいれば結果を焦る必要などありません。
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❤︎急がさない、時間をたっぷり
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この時やってはいけないのが、子どもを急がすことです。
考えるための時間をたっぷり取りさえすれば、子どもの思考力は必ず伸びます。
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❤︎褒めて認めてあげる
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考え続けたことをきちんと褒めて、考えるモチベーションを高めるよう努めて下さい。
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これを続けると、必ず成果がついてきます。
子どもは間違いなく変わります。
考えることが楽しくなれば、頭はどんどん柔らかくなっていきます。
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❤︎まとめ。考えるために、問題を解く
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答えにこだわると、
なかなか答えが出ないことに、否定的な感情を抱くようになってきます。
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否定的な感情を抱くと、モチベーションも下がります。
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そうではなく、
"考える""考え続ける"ことに"(褒める)焦点"を当てて、問題を解いていることに、肯定的な感情を抱かせてあげて下さい。
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考え続ける習慣がつけば、子どもの中学受験、そして未来は、ワクワク楽しくなりますね。
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