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♥子どもたちに差はありません。
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差が出るのは、
それは、頭を使う訓練をするかどうかにかかっているのです。
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頭を使えるようになるまでに必要な時間は、子どもによって差があります。
けれども、たとえ時間がかかったとしても、訓練を続けていれば、必ず子どもでも頭が柔らかくなり、しっかりと頭が使えるようになります。
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♥大切なのは、親が意識を変えること
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頭を使うとは、どういうことなのか。
考えるためには、何をすればよいのか。
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それは、
計算ドリルを繰り返すことでも、
反射的に解ける練習問題を機械的にこなすことでもありません。
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それに、どれだけ時間をかけても、頭を使う訓練にはなりません。
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簡単には解けない問題を与えて、考え続けさせることです。
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♥疑問を抱いた瞬間が、"考える"ためのチャンス
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いろいろなものごとを捉えて
「これは、どうなっているのかな?」
「なぜ、こんなふうになるのかな?」
と問い続けてあげてください。
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子どもが何かに疑問をいだいた時こそ、考えるための最高のチャンスです。
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子どもの疑問を受け止めて、
「なぜだと思う?」とか
「どうなっているんだろうね?」と、
考えを深めるように導いてあげてください。
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そうすれば、
子どもは考えることの楽しさに目覚めるようになります。
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♥答を教えてあげない
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大切なのは決して、答えを教えてあげないことです。
教わるのはあくまでも受け身の行為です。
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これに対して、
考えることは自発的な行為です。
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♥体と頭は同じ
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硬い体を柔らかくするために背中から力任せに押してあげても、それは逆効果でしかありません。
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たとえ少ししか曲がらなくとも、毎日きちんと自分で体を曲げる努力を続ければ、その結果として体が柔らかくなる。
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考えることも、これとまったく同じです。
いくら教えてあげても、教わっている限りは、頭は動かないのです。
このことをぜひ、心に留めて子どもに接してあげてください。
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♥中学受験の問題には、たくさんの疑問がつまっている
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子どもが自分から考えるには、子どもが疑問に思うことが大切です。
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中学受験の問題は、子どもが考えるように作ってありますので、その"疑問に思うこと"がたくさんつまっています。
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その問題に向き合うごとに、頭を使うトレーニングをすることになりますね!
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♥まとめ。一文ずつ、一緒に、一人で考える
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問題文に対して、一文一文を丁寧に意味を考えながら読み進め、一人ではなく、親と一緒にいて、しかも、自分一人の力で考える続ける。
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子どもたちに、あれこれ口を出さず、ゆっくりと考える時間を与えてあげたいですね。
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