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テストでいい点を取る、
試験に合格するなど、
目標を達成するためには、投げ出したくなっても投げ出さない我慢強さが必要です。
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我慢強さを持っている子どもは、大人になって成功しやすいといえると思います。
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ではどうすれば、子どもの我慢強さ・自制心を養うことができるのでしょうか?
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❤︎子どもの自制心トレーニングの開始は早ければ早いほどいい
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幼児期の自制心の強さが成功には重要である、ということを証明してみせた実験があります。
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❤︎「マシュマロ実験」
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4歳児の前にマシュマロを置き、
「私が帰ってくるまで待ってくれたら、もうひとつマシュマロをあげる」「待てなかったらナシだよ」といって大人は退室します。
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何分待たされるか子どもは知らされていません。部屋には退屈を紛らわすようなものはなく、
マシュマロをつまんだり、
お皿を回してみたり、
お人形に見立てたりして
気を紛らわそうとします。
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15分間、我慢できたのは23%でした。
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その我慢できた子どもを追跡調査すると、
大学入学試験のスコアが平均210点も高いことが判明しました。
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逆に1分と我慢ができなかった子どもは、行動に問題がある確率が高いことがわかりました。
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さらに幼児期に自制心の高い子は、大人になってもその傾向が続くこともわかりました。
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❤︎子どもにきちんと"しつけ"をする
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ではどうすれば、子どもに我慢強さを身につけさせることができるのでしょうか?
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いきなり「60分間座って本を読もう」など、普段からやっていないことをさせても長続きはしません。
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家庭で自制心を鍛える効率のいい方法は"しつけ"です。
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服を散らかさない、
本やおもちゃは元の場所に片付ける、
お風呂や就寝時間を守る……
日常生活のしつけは、子どもも無理なく取り組めます。
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好き勝手できないようにするところから始め、
そして、勉強も加えていきましょう。
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子どもは楽しいことは続けたいし、
面倒くさいことはやりたくないものです。
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そこをあえて楽しい時間を中断させ、
面倒くさいことをやらせて自分の欲望を抑える経験をさせていきます。
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しつけは、漢字で"躾"と書き、自分自身を美しくするものですね。
子どもに、「美しくなるよ」とか「かっこいいよ」と教えてあげましょう。
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❤︎子どもの失敗に寛容に
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もうひとつ重要なことは、子どもの失敗に寛容であることです。
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自分が何をどこまでできるかは、
やってみないとわからないものですが、
チャレンジに失敗はつきものです。
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親は失敗を責めるのではなく、
失敗したことで心が折れて諦めてしまうことを防がなくてはいけません。
我慢強くチャレンジを続けられるようサポートをしてあげましょう。
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❤︎少しずつ我慢強さを
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我慢強さを大人になってから突然身につけようとするのは難しいです。
将来のためにも、幼いうちから少しずつ我慢させる習慣をつけていくようにしましょう。
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❤︎机に向かう
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私の塾では、4歳・5歳の幼児が、国語と算数を学んでいます。2年ぐらい飛び級しています。
普通のお子さんです。
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確かに、入会当初は、落ち着きのない様子でした。
しかし、学びを進めていると変わってきます。
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机に座って、鉛筆を持って、集中して学べるようになるのです。
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私は、この幼児の姿を見て、その吸収力は凄いと思うと同時に、これが"あたりまえ"になっているんだなと思います。
だから、幼児期にこのような経験ができないお子さんの方が可哀想だと思います。
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「幼児は幼児らしく伸び伸びと遊ばせよう。こんな時から勉強は可哀想」と俗に言われますが、それは本当かな?と、思っています。
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下のブログもお読みください。
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