しつけのための罰は悪影響"脳が萎縮"する。クールダウンさせよう! | 学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

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小さな個人塾を経営しています。「一緒に学ぶと、可能性が広がる」と考えています。教えるより、考えるように導きます。子どもと一緒に考えると、子どもが能動的に考えるようになります。そして、一緒に考える楽しさと、一人で考え抜く力を身につけていきます。

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❤️「しつけのための体罰」は「悪影響しかない」

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体罰は「しつけ」であるといわれます。しかし、暴力や恐怖で子どもをコントロールしても、子どもは本当の意味で善悪や社会のルールを学ぶことはできません。

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また、体罰を受けた子どもは、攻撃的な子どもになり、暴力行為を起こしやすくなります。

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❤️「体罰が与える脳へのダメージ」

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体罰を受けた子どもは、脳の前頭葉という部分が萎縮します。

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具体的には、

3年にわたって体罰を受けた子どもは、前頭葉の中前頭回や前帯状皮質と呼ばれる部分の容積が、平均で14~19パーセント程度減少していました。

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前頭葉は、脳の中でも人間の思考や行動に強く関わっている部分です。体罰は、脳を萎縮させ、その子の性格を変えてしまう可能性があります。

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❤️「目撃するだけでも脳にダメージ」

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さらに、体罰を受けるだけでなく、目撃しただけでも同様の悪影響がもたらされます。

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子ども時代に体罰を目撃した経験のある子どもは、後頭葉にある視覚野という部分の容積が、平均で約6パーセント減少してました。

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見たくないものを見ないようにするため、脳の形態が変わってしまったと考えることができます。

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❤️「子どもが何を言っても聞かない時」は、クールダウン!

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言い聞かせても伝わらない時は、

部屋の隅など、安全な静かな場所に連れて行って、しばらくの間(年齢+1分間)そこにいさせると心が落ち着いてきます。

これを、タイムアウトと言うそうです。

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❤️まとめ

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体罰は、百害あって一利なし。

癇癪を起こしたら、

静かな場所で心をクールダウンさせてあげましょう。