音読暗誦は、日本語の感性を養い、作文を上達させる! | 学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

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小さな個人塾を経営しています。「一緒に学ぶと、可能性が広がる」と考えています。教えるより、考えるように導きます。子どもと一緒に考えると、子どもが能動的に考えるようになります。そして、一緒に考える楽しさと、一人で考え抜く力を身につけていきます。

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音読を何度も繰り返しやると、集中できるし、頭に入りやすく、記憶に残りやすい。

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❤️脳を活性化し、日本語の感性を養う!

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日本の暗誦文化は、「型」の文化です。

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「型」の学習は、黙々と行います。そもそもその「型」にどんな意味があり、なぜその鍛錬が必要かは教えてもらえません。「型」を習得し、それが体に馴染んだとき、なるほどと思える瞬間があるのですが、それまでは質問もせずただ練習することが求められます。

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このように、

「型」の文化は強力な教育力を持っています。

一度身につけてしまえば、生涯を支える力となります。

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日本語の感性を養うという観点から見れば、暗誦に優るものはありません。

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❤️作文も上達する!

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また暗誦は、文章の上達にもなります。

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"作文の極意はただ名文に接し名文に親しむこと、これに尽きる。事実、古来の名文家はみなそうすることによって文章に秀でたと言われています。

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森鴎外も夏目漱石も紫式部も、みんな名文を繰り返し音読し暗誦して、自分の文体を築きました。

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また、江戸時代に武士の子弟の学習法や寺子屋の教育でも、この学習法をとっていました。少年たちは漢字だらけのかなりの長文でも暗記していたのです。

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❤️まとめ

ひたすら音読を繰り返し、暗誦することは、脳を活性化し、日本語の感性を養い、作文の上達にもなります。

子どもたちに、絵本の読み聞かせからはじめて、

古典と呼ばれる童話・物語・小説などの名文をたくさん暗誦していってほしいですね❣️