【要約教室:相手を想う「言葉」】 | 市原市「マナビオ」のブログ

市原市「マナビオ」のブログ

マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。

 自分の言っていることが相手に伝わらなかったり、相手の言っていることを自分が理解できないとき、人は少なからず、苛立つものです。そのようなエピソードを話してくれる子どもたちに、苛立ちの原因者をたずねると、大抵、「相手」と言います。

 

 要約教室では、本を読んで、400字の原稿用紙1枚にまとめます。子供たちは、1週間後、再度、自分の書いた要約を読みます。この作業には、他人が介在することはないにも関わらず、分かりにくい自分の要約に「意味分かんない!」と不満を口にしたりします(笑)。

 

 要約教室は、苛立つ会話の原因が、相手の問題だけではないことを知る、良いきっかけを子どもに与えます。そして、日常会話の中でも、次第に言葉を選んで話をするようになります。つまるところ、コミュニケーションとは、相手を想うことが、スタートにあるのです。

 

 いよいよ、卒業シーズンです。マナビオへ通う子ども達も、来月から学年が上がります。