【身近な問題:どうすれば味噌汁に豆腐は入ったのか】 | 市原市「マナビオ」のブログ

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マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


プレ・アルゴ

「家庭科の調理実習で味噌汁を作ったんだけど、女子に「豆腐は嫌いだからダメッ!」って言われて諦めたんだ。」


 個別進度学習教室で算数の到達度テストに苦戦している小5男子が、唐突に言いました。やっているテストは「割合」の単元です。苦しい現実から逃避したい一心から、濃度つながりで家庭科の授業を思い出したのでしょう。


 何気ない小学校での出来事ですが、私には面白いエピソードに感じました。マナビオに通う子どもたちに

「考えることは大事だよ。」

と伝えている理由は、このような場面で

「面倒くさい。」

と議論を避け、議論下手な大人になってほしくないからです。自分の望まない結果にならないよう、なるべく平和的に解決するためにも、日々の学びは大切です。


 しかし、現実の世界では、咄嗟に気の利いた一言を発せるものではありません。それでも、

「どうすれば、豆腐を入れることになったのか?」

と事後に考えることでも多くの学びがあります。


 意見が男女で割れないようにする工夫も戦略として必要でしょう。その場でどのように言えば、味噌汁に豆腐を入れることになったでしょうか?


 写真はプレ・アルゴに通う年長さん達です。