
算数の文章問題をやっている、まだマナビオに慣れていない小学生からよく受ける質問です。そんな時、私は
「考える楽しさを知ってもらいたい!」
と強く感じます。
学校で習う算数の文章問題は、出てきた数字を掛けるか割るか、どちらかだけで答えが出る基礎問題が主です。集団授業なので、先生が問題を説明した結果、子ども達が
「あぁ!掛け算だったのか!」
や
「割り算だったのか!」
と計算方法のみを理解し、濃度や割合について全く理解できていなくても、
「(内容が)分かりましたか?」
「はい(計算方法は)!」
で終わりです。
確かに、子どもが苦手な文章問題を簡単な計算操作のみで理解させる方法は、同じ形式で出題される問題に対しては良い結果をもたらします。しかし、弊害として、平均より高い能力を持つ集団の約半数の子ども達から「考える力」をそいでいます。レベル差はありますが、集団授業を行う塾にも同じ問題があると私は思います。
マナビオの個別進度学習教室では、子どもの理解に応じて返答を変えています。簡単な問題を出して
「どっちだと思う?」
と2択にのっかることもあれば、難しい問題を出して
「足したり、引いたりする必要もあるかもしれないよ。どうやれば答えがでると思う?」
と考えを促すこともあります。