
大人の勝手な解釈かもしれませんが、子どものころに流した悔し涙は、成長過程において良い影響を与えてくれます。その為、子どもが涙を流すことを恐れて、競争や難しい問題に取り組む機会を逃すべきではありません。
日々、子ども達に接していると、子どもが涙する場面に遭遇することがあります。例えば、アルゴクラブで課題ができなかったり、ロボット競技に負けたり、個別進度学習教室で難しい問題が分からない時などです。悔し涙の意味は、自分自身に向けられた怒りや恐れといった感情です。
マナビオ開校当初、子どもが流すこのような涙に私は少なからず狼狽しました。いくつかの対処方法を試した結果、私は「泣かせてあげる」ことが一番良いと考えるようになりました。
男親でも女親でも、子供が人前で泣くことをやめさせようとするアプローチは多いと思います。しかし、悔しくて泣いている子どもに
「泣くのをおよし。」
と言うのは酷なことです。自分のペースで泣かせてあげるべきです。そして、泣き終えた子どもを受け入れられるように回りの環境に配慮してあげる方が、集団としても良い結果を生みだします。